¡Hola!
Madoriです _φ(・_・
マドリード街歩きの続きです。
ようやくここまできました。
この8日目がマドリード滞在最終日です。
この記事は帰国してから真っ先にUPしたかったのですが、滞在記を時系列で書きたかったため遅くなってしまいました。
今回は、レアル・マドリードの選手御用達のバスク料理店を訪れたときの思い出です。
前回の滞在記はこちら
2度目のマドリード滞在記 7日目⑦ エジプトから寄贈された「デボー神殿」と美しき街の夕焼けと夜景 - el BLANCO
これまでの滞在記はこちら
Spain travel カテゴリーの記事一覧 - ¡el BLANCO!
バスク地方とバスク料理
地図の赤い線で囲まれた部分。
大西洋沿いのスペイン北部とフランス南部にまたがる美食の地『バスク地方』。
特にSan sebastián(サン・セバスティアン)は美食の町として世界的に有名です。
バスク料理(バスクりょうり、バスク語:Euskal sukaldaritza)とは、スペインとフランスの間に居住するバスク人の間で作られ発展してきた料理である。それには、肉と魚の炭火焼き、マルミタコ、子羊の煮込み料理、タラ料理、トロサの豆料理、レケイティオ産のパプリカ、ドノスティアのピンチョス、イディアサバル産の羊乳のチーズ、チャコリ・ワイン、およびギプスコア県のシードルが含まれる。
そう、私の大好きなピンチョスもバスクのタパス料理なのです。
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バスク地方のことは、スペイン語で「País Vasco (パイス・バスコ)」といいます。
フランス語では「Pays basque(ペイ・バスク)」。
どちらも直訳すると「バスク国」と出てきます。
そのため、バスク地方には「バスク語」という孤立した言語があり、おもにバスク人によって話されています。
バスク地方に居住するバスク語の話者は、すべてスペイン語またはフランス語とのバイリンガルであるそうです。
サッカーにおいては、レアル・マドリード同様に王室公認サッカークラブである「Real Sociedad(レアル・ソシエダ)」と、選手が「バスク人」限定のクラブ「Athletic Bilbao(アスレティック・ビルバオ)」が有名です。
この両者がぶつかる「バスク・ダービー」では、「アンダルシア・ダービー」同様に毎回熱い試合が繰り広げられています。
いつか、スペインのローカル・ダービーも観戦してみたいですね^^
ちなみに、バスク・ダービーではレアル・ソシエダを応援しています。
「Real(レアル)」を冠するチームであること。
そして、レアル・マドリードのレジェンドのひとりでもあるバスク出身の、Xabi Alonso(シャビ・アロンソ)様を育てたクラブですから。
そのうえ、今シーズンよりレアル・ソシエダBの監督を務めていらっしゃいます。
レアル・マドリードにいた頃のアロンソ様。
Xabi Alonso of Real Madrid looks on during the La Liga match between... ニュース写真 - Getty Images
ルックスが素敵なだけではなく、広い視野とアイディア豊富な精度の高いパスで完璧に試合を支配することのできる素晴らしい選手でした。
MESON TXiSTU(メソン・チストゥ)
レアル・マドリードの選手御用達のバスク料理店は2店舗あり、これらは兄弟店です。
先ずは、私たちが訪れたほうのお店について紹介します。
MESON TXiSTU(メソン・チストゥ)
このお店は1972年の開店以来、レアル・マドリードとのつながりがとても強いとのこと。
お店の外観も内観も重厚感があって素敵!
中に入った瞬間、ラフとまではいかないまでもカジュアルめな服装で来てしまったことを後悔してしまいました。汗
綺麗にセッティングされたテーブルにリッチさを感じる客層。
そうでした・・・カジュアルなイメージのあるスペイン料理とはいえ、ここは高級店。
ですが、あたりを見渡すとジーンズ姿の紳士淑女もちらほら。
ちょっと安心^^;
さすがにユニフォームを着たマドリディスタは見かけませんでした。笑
ドレスコードについての記事を見つけたので引用させていただきます。
高級店ですがお肉屋さんなのでそんなに気にしなくて問題なし。大人でもTシャツにジーンズの人達も沢山来ていますが最低襟の有るものに長ズボンが理想です。夕食ならできればジャケットは着た方が良いのはヨーロッパの礼儀です。ジャケットは食事中は脱いでも構いません。
引用元:マドリードでお肉を食べるならここ、レストラン<アサドール・ドノスティアラ>レアルの選手に会えるかも。旅スペイン・コム
しつこいようですが、このお店は美味しいバスク料理を楽しめるだけではありません。
ここはレアル・マドリードの選手御用達でもありますが、チームの垣根を超えサッカー界のスーパースターが集う夢のようなお店です。
このように、訪れたスターたちの写真がズラリと並んでいます。
これらは食事後に撮った写真ですが、記事の流れで先に載せておきます。
私たちは会えませんでしたが、選手が毎日、誰かは来るそうです。
何枚か撮った写真を紹介します。
1枚目は、先にも紹介したバスク出身のシャビ・アロンソ様。
この写真、かっこ良すぎませんか!
サッカー選手にみえないです。
※ クリックまたはタップで拡大します




あまりにも数多くの写真があり気になる選手が写っている全てを撮ることはできませんでしたが、ナバス、ハメス、チチャリートが仲良く3人で訪れたときの写真もありました。
他にも、マドリー関係ではロベルト・カルロス様やジネディーヌ氏。
マドリー以外ではヨハン・クライフ様やイニエスタさんの写真もありました。
あと、探せなかったのですがきっとラウール様やグティ様様が写っている写真もあったはず。
こちらは最近Instagramで見つけた写真ですが、豪華なメンツですねー!
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いよいよお待ちかね。
エレガントな空間ゆえあまり写真は撮れませんでしたが、お店でいただいたお料理の写真を載せていきます。
まずですね、席に着くと日本でいうところのお通し「Entrantes(前菜)」が出てくるのですが、この量にビックリです!
ホテルの朝食で出てくるような大きな焼きたての美味しいパンが6個に、チョリソーとオリーブとピンチョスがつきます。
ランチなら、日本人の胃袋にはもうこれでじゅうぶんかもしれない量です。笑
※ お水は注文したものです
かといって、お通しとお水だけいただく訳にもいきませんし、やはり美味しいバスク料理を食べたいのでオーダーします。
スペイン語が理解できなくても英語、フランス語、ドイツ語メニューがあるので安心です。
写真のスーツを着ているスタッフに声をかけます。
(エプロン姿のスタッフは給仕担当)
お通しの量を考え、2品だけオーダーしました。
ミックスサラダ
このツナ、本マグロですよ!
本マグロを火にかけてしまうとは何て贅沢な・・・。
それだけに、これまで食べていたツナは何だったのかというほど美味しかったです。
お野菜も、新鮮で味が濃くてゆっくりありがたみを感じながらいただきました。
ところで、これらの食器。
マドリーの選手の誰かが使っていた可能性があるんだよなぁと、ふと変態みたいなことを考えてしまいました。笑
そしていよいよ1番人気メニュー。
皿焼きティーボーンステーキ
憧れのスター選手たちも大好きなお肉料理。
これを食べるのを楽しみにしていました!
石で焼くお肉の音が食欲をそそります。
熱したお皿の上で各自が好みの焼き加減に仕上げ、岩塩とともにシンプルにいただくのがこのお店の流儀です。
手ブレしてしまいましたが、こちらはお肉料理をオーダーすると一緒についてくるポテト。
お肉もポテトも量がとても多く、とてもとても美味しかったのですがお腹がはちきれそうになりました^^;
そして、これで全てかと思ったらお口直しの柑橘系の爽やかなシャーベットが出てきました。
写真を撮り忘れましたが、これがお腹の苦しさを少し和らげてくれました。
そして、食べた後に撮ったもので申し訳ないのですが、チョコレートも添えられていました。
このチョコレートがビックリするほど美味しかったのです。
この包み紙を持ち帰り調べてみました。
Delaviuda(デラビューダ)というブランドであることがわかりました。
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あいにくスペインのスーパーでは何故か見つけられませんでしたが、ありがたいことに東京の近所のスーパー(輸入食材多めの)で板チョコを取り扱っていました。
1枚 380円と板チョコにしては少し高価ですが、この値段でこの品質&お味なら安いほうかも。
たまに買って食べています^^
全て食べ終わり、お会計。
消費税10%込みで66,11€。
(7,900円くらい)
この満足度でこのお値段は、むしろコスパ良すぎではないでしょうか。
右に写っている領収書は、店内で写真を撮っていただいたときのもの。
フォトグラファーが店内を歩きながらお客さん一人一人に声をかけて写真を撮っており、私たちにも声をかけてきたので何の疑問も持たずに2枚撮っていただいたのです。
このときも、つい「Sí(はい)」と即答してしまったのですよ^^;
常連さんらしきお客さんは「No」と断っていました。
撮ってもらってからテーブルに置かれた領収書には、30€(3,600円くらい)と書かれていました。
少し高いかな!?
とは思いましたが、夢のような空間で楽しい時間が過ごせたので気持ちよくお支払いしました。
それに、写真を撮っていただいたおかげで、この「MESON TXiSTU(メソン・チストゥ)」と、次に紹介する「ASADOE DONOSTIARRA(アサドール・ドノスティアラ)」が兄弟店であることを知りましたので。笑
フォトカバーに描かれている絵がオシャレ!
こちらはお店の案内カード。
裏(右)が透かしになっているのが面白いです。
ちなみに、このお店でクリスティアーノ・ロナウドがお気に入りでいつも食べるという一品があります。
トマトで煮込んだ魚料理の「鱈の塩漬けチストゥ風」。
これも、胃袋にスペースが残っていたら食べたかったですよ^^;
次に訪れたときの楽しみにします。
クリスティアーノは現在マドリードではなくトリノのクラブに移籍してしまいましたが。涙
ちなみに、このお店はWOWOW、
「リーガダイジェスト!クラシコSP 突撃取材!熱狂のエスパーニャへ」
で、紹介されていて知りました。
こちらは、お店を出てすぐの写真。
冒頭のアイキャッチ画像にも使いました。
最後に、お店の前で記念写真^^
この写真は、お店のホール長、マヌエル・ヒメーネス・モンテスさん(ベイルと一緒に写っていたお方)に撮っていただきました^^
公式サイト
ASADOR DONOSTIARRA
(アサドール・ドノスティアラ)
こちらもバスク料理店。
実は、こちらのお店が本命でした。
ASADOR DONOSTIARRA
(アサドール・ドノスティアラ)
「地球の歩き方」にも載っているので、知名度もこちらのほうが高いと思います。
スペインらしいフォトジェニックな外観でしょ^^
ですが、通りかかった時に大勢の男性がお店の前でタバコを吸っており、何となく入りづらい雰囲気だったので「MESON TXiSTU(メソン・チストゥ)」に行きました。
入りづらかったのはタバコを吸っているからではなく、大勢の男性たちがまるで映画「ゴッドファーザー」に出てきそうな顔ぶれだったからです(失礼)。
こんな感じ・・・。
スクリーンで観ているぶんにはカッコいいんですけどね^^;
このバスク料理店は、日テレの番組「another sky(アナザースカイ)」で知りました。
芸能界きってのサッカー通の勝村政信さんがマドリードへ行き、レアル・マドリードのスタジアムツアーに参加し、選手御用達のレストランに大感動!という内容のもの。
そのレストランが、ASADOR DONOSTIARRA(アサドール・ドノスティアラ)だったのです。
やはりオーダーしたのは、皿焼きティーボーンステーキでした。
ちなみに、アナザースカイMCの今田耕司さんと中条あやみさんはサッカーに全く興味がない様子でした^^;
「銀河系軍団って?」
という質問ならまだわかるのですが、
「ベッカムさんのどういうところが凄いんですか?」
には、ちょっとビックリ・・・。
ダンナさんに出会う前のサッカーに全っっく興味のない頃の私でも、イケメンなだけではないベッカムの凄さは知っていましたよ。。。
※ 銀河系軍団:マドリー黄金期を支えたスター選手たちのこと
それとは対称的に、勝村さんはかなりのサッカーマニアでサッカーの話をし出したら止まらない感じで何だか可愛らしかったです。
アトレティコ・マドリードのシメオネ監督のことを「薄汚い野郎だよw」なんて爆弾発言もしていましたが、誹謗中傷というよりは「薄汚さがまかり通ることも含めてスペインサッカーが好きだ!」ということを言いたかったようです。
サッカーの話をし出したら止まらない。
シメオネ薄汚い発言(ベッカムの件)。
あれ、こんな人どこかで出会ったな。
あ・・・うちのダンナさんでした。笑
私もですね、アトレティコは監督を含めて好きではありませんでした。
ですが、今シーズンはM・ジョレンテやJ・フェリックスなど華のある選手たちの加入によって開幕から毎試合観ていて応援しています。笑
それでもやはり本命はレアル・マドリードですけどね。
昨シーズンから色々不安視されていますが、いつ如何なるときでもマドリーにはスポーツ面、経済面、社会面などの価値においてリーダーであってほしいです。
お店の公式サイト
アクセス
地下鉄最寄駅
Tetuán(テトゥアン)
- ASADOR (アサドール) 4分
- TXiSTU(チストゥ) 6分
あとがき
お腹がじゅうぶん満たされた(むしろ苦しい)私たちは、一旦ホテルに戻り胃を休めてから買い物に出かけました。
帰国前日なので、お土産を買ったり日本に持ち込める食料などを買い込むのが目的です。
場所はマドリード中心部ではなく、ホテルやスタジアム周辺のお店やスーパーで済ませました。
その時の思い出は次回に。
こちらは何てことのないありきたりな写真ですが、奥にはレアル・マドリードのスタジアム「サンティアゴ・ベルナベウ」がうっすらと見えます。
数あるブログの中から、当ブログを訪れていただきありがとうございました。
また、ブックマークをしていただきありがとうございます。
残り少なくなってきましたが、引き続き暮らすように旅するマドリードをお楽しみいただけると幸いです。
¡Hasta luego! (またね)
Madoriでした (´ー`)