Bonne année !
Madoriです _φ(・_・
※ Bonne année
(ボナネ:あけましておめでとう)
年末年始はブログ更新を休んでおりましたが、パリ滞在記を再開します!
ブログは1週間以上更新しないと、どこから手をつけていいやら作業に取りかかるまでに時間がかかりますね。
滞在記の合間に昨年の振り返りや新年の目標なども書きたかったのですが、休みの間はすっかりオフモードに切り替わってしまい、結局一度もPCを開くことはありませんでした^^;
その代わりにしっかり充電できたので、これから書くペースも上がってくるでしょう…と、期待。笑
ですが、このような滞在記を書くのはパリ滞在記が最後になるでしょう。
パリ滞在記は書き上げます!
休みの間に考えていたのですが、これまでのような長期プロジェクト的な滞在記を趣味で書き続けるのは難しいかなと。
書いている間はとても楽しかったし、旅の記録をずっと書き続けたい気持ちもありますが、中長期的な目標達成に向けての勉強や活動にエネルギーを注ぎたいため、今後の旅の後は訪れた場所のメモと綺麗に撮れた写真数枚を時間をかけずに載せるカタチにしていきたいと思います。
勉強したいことはたくさんありますが、先ずは以下を徹底して行いたい。
- 仕事の幅を広げるための語学学習
- 安定的な資産形成に資する金融リテラシーの向上のための学習
少し重い話になりますが、これらの学習は「これからの社会を賢く生き抜く鍵」になると思っているので本当に大事。
これらに気づかせてくれたのも元を辿ると旅でした。
旅をしていなければ、これらに気づくこともなく日々をなんとなく過ごし無駄に消費活動を続けていたでしょう。
だから、旅は今後も続けていきたい。
でも、年に数回などは無理だし私たちもそれは望んでいない。
また、私たちの旅スタイルは滞在型&再訪型のため、今後もきっとパリ、ニース、マドリードを拠点とした旅になるでしょう。
これまでの旅を振り返って思ったことなのですが、やはり私たちは絶景や名所をいかに効率よく多く訪れるか…より、いかに現地で暮らしているような体験ができるかどうか…に、魅力を感じるため、街に対する愛着が強いというのもあります。
あとは、言葉。
フランス語、スペイン語が大好きなので、私たちの旅は「語学の上達具合を実感すること」でもあります。
今回のパリ滞在では、ニース滞在の時に比べると随分話せるようになったし聞き取れるようになったと実感しました。
英語は殆ど使いませんでした。
そして、発音が難しいフランス語ですが、ほぼ通じたのが嬉しかったです。
誤まって口を出たスペイン語も通じました。笑
これは、毎日フランス映画とフランス国営放送(副音声の原語)で慣らされたのが大きいような気がしました。
海外のニュースは、言葉だけではなく国際情勢も学べるので一石二鳥です。
言葉は覚えれば覚えるほど楽しくなってくるというのは本当で、これまではユルく遊び感覚で学んできましたが、今後はテキストや辞書も活用した机の上での本格的な学習にも取り組んでいきたいと思います。
前置きが長くなりましたが、パリ滞在記のつづきです。
前回の滞在記はこちら
パリ滞在記 1日目⑧ 映画「プラダを着た悪魔」のロケ地にもなった「コンコルド広場」からシャンゼリゼ通りへ - el BLANCO
これまでの滞在記はこちら
パリ市立プティ・パレ美術館
コンコルド広場からシャンゼリゼ通りを歩き、パリ8区にある美術館まで辿りつきました。
パリ市立プティ・パレ美術館
Petit Palais Musée des Beaux-Arts de la Ville de Paris
「Petit Palais(プティ・パレ)」とは、「小さな宮殿」という意味。
その名にふさわしく古代ギリシャ様式を取り入れた豪華で壮麗な建物です。
ここは、パリ滞在で訪れるリストに挙げていた場所。
ただ、ホテルから少し離れているため、この初日早々に訪れることになろうとは想像していませんでした。
左岸のサン・ジェルマン・デ・プレから、セーヌ河岸を散策。
そして、誘われるまま右岸に渡りルーヴル、チュイルリー庭園、コンコルド広場、シャンゼリゼ通りを歩き続けてきたら、とうとうここまで辿り着いてしまったという感じ。
さすがに私たちの足は疲れていました。
ひと休みも兼ねて、美術館の中に入ります。
丸い屋根に美しく繊細な彫刻、そしてエレガントな門。
全体的に優美な外観です。
フォトウェディング撮影しているかたもいました。
あいにくの悪天候ですが、プティ・パレを前にウエディングドレス。
絵になりますね^^
道路を挟んで向かい側には、Grand Palais(グラン・パレ)。
グラン・パレは、美術館と大規模な展覧会場を兼ねた施設です。
プティ・パレとグラン・パレは、1900年のパリ万博のために造られたとのこと。
グラン・パレも、いつか時間に余裕があったら訪れてみたいです。
さて、入り口で手荷物検査を受け、いよいよ中に入ります。
ちなみに、入場料は無料です。
無料というのが信じられないほど、入り口から天井、どこを見まわしても圧倒される美しさに迎え入れられます。
ミラーレス一眼カメラの充電池がとうとう切れてしまいましたが、ダンナさんコンデジ、私はスマホで再び撮影タイム。
まだまだパリは私たちに休憩する時間を与えてくれないらしい。笑
この空間に展示された芸術作品にも、やはり目が向きますね。
彫刻で特に印象的だったのがこちら。
目を凝らしても眺めましたが、衣服のレースや皺がまるで本物の布のように繊細です。
そして、曲線的な階段も素晴らしい。
階段を降りて地下に向かいます。
地下に降りて、トイレを借りました。
ホテル以外のパリでの初トイレ。
ドキドキ。
ニース滞在で、「フランス=トイレ汚い」のイメージが付きまとっていましたが、ここは美術館なだけあってとても綺麗でした。
余談ですが、パリは全体的にトイレが綺麗だったという印象。
マドリードと同じくらい綺麗。
利用したのが美術館・博物館やデパートだからというのもあるかもしれませんが。
ニースは便座がないところが殆ど。
ショッピングセンターですら便器むき出しで、便座シートが大活躍でした^^;
パリとマドリードでは一度も使いませんでした。
この場を借りて…
現地の綺麗なトイレ情報、お待ちしておりますm(__)m
寒いとトイレが近い…
でも、不衛生なトイレには入れない(悩)
いつも海外トイレの話になると引っ張って申し訳ありません。
トイレを済ませ、また1階に戻ります。
再びこの優美な階段を。
下から上に向かっての眺めも美しい。
石だけではなく、鉄やガラスを合せた建築スタイルは、当時斬新であったそう。
特に、装飾が施された黒いアイアンの手すりやバルコニーに私はめっぽう弱いのです。
何枚も撮ってしまうほどウットリ。
こんな家に住みたいと妄想。
パリの街、どこを歩いていてもワクワクするのは、黒いアイアンのバルコニーが街中に溢れているから…というのも理由の一つにあるのかもしれない。
窓越しにはグラン・パレが見えます。
滞在のホテルのバルコニー。
こっちもあっちも黒いアイアン。
ずっと眺めていたい。
Musée(美術館)
プティ・パレは休憩とカフェが目的で訪れたため、美術鑑賞はサーっと流し観した程度ですが、この美術館ではパリ市のコレクションを誰でも無料で観ることができるのです。
クールベやドラクロワなど、おもに19世紀の有名画家の作品が一堂に介しています。
これも無料だなんて信じられない。
そのうえ、人集りにもならず程よい人の入り具合。
展示品の写真は撮らなかったので、プティ・パレの公式から引用しました。
Gustave Courbet
ギュスターヴ・クールベ
「セーヌ河畔のお嬢さんたち」
Les Demoiselles des bords de la Seine(1857)
Eugène Delacroix
ウジェーヌ・ドラクロワ
「ジャウールとパシャの戦い」
Combat du Giaour et du Pacha(1835)
Georges Clairin
ジョルジュ・クレラン
「サラ・ベルナールの肖像」
Portrait de Sarah Bernhardt(1876)
次に訪れたときは、ゆっくり美術鑑賞もしようと思います。
Café(カフェ )
プティ・パレを訪れた第一目的、いよいよ中庭にあるカフェに向かいます。
Le Jardin du Petit Palais
プティ・パレの庭
このカフェは、常盤貴子さんが旅人をつとめた時の
「旅するフランス語 〜 パリのカフェを極める」
で、知りました。
中庭の天井画が美しい回廊を歩いていくとカフェがあります。
ゆったりとした雰囲気がとても素敵!
席は満席ではありませんでしたが、すぐにでも埋まりそうな雰囲気。
ここはカフェとはいってもスタッフがオーダーを取りにくるのではなく、フードコートのように自由に席を選んで自分でカウンターまでオーダーしに行き、オーダーした物をトレイに乗せて席まで運ぶセルフスタイルです。
と、いうわけで、先ずは席を確保することにします。
中庭側の椅子が濡れていたので、壁際の椅子とテーブルを確保しました。
日本のように何か物を置いての席取りは通用しないので、ダンナさんに席にいてもらい、私がオーダーしにカウンターまで行きました。
カウンターにはけっこうお客さんが並んでいました。
周りから聞こえてくるのはフランス語ばかり。
一応、ガイドブックにも載っている場所なので観光客もそこそこいるとは思うのですが、このローカル感、マドリードのパス市場でスペイン語しか聞こえてこなかったときのことを思い出します。
あいにく写真を撮っていないので文字だけの説明になりますが、カフェのカウンターの横にはトレイと、そのトレイに乗せるためのいろいろな食べ物が並んでいました。
サラダ、キッシュ、ヴィエノワズリー、デザート…etc.
並んでいる間にあれこれ悩んでいたら、自分の番が来てしまいました。
ふと目をやると、カウンターのショーケースにパン・オ・ショコラを発見。
よし、これにしよう。
もちろん、オーダーはフランス語で。
オーダーしたのは、エスプレッソのお湯割りとパン・オ・ショコラを2つずつなので簡単でしたv
ちなみに、エスプレッソのお湯割りは、フランス語で
Café allongé(カフェ・アロンジェ)
と、言います。
普通のエスプレッソなら、Café(カフェ)。
カフェ・オ・レなら、Café créme(カフェ・クレーム)。
お値段は、こちら。
- エスプレッソのお湯割り 2.9€
- パン・オ・ショコラ 2€
スペインほどではありませんが、美術館併設のカフェにしてはお財布に優しい価格だと思いました。
(スペインでは、コーヒーが1〜1.5€。激安)
エスプレッソのお湯割りは、なるほどエスプレッソのお湯割りそのものだと思いました。
ヨーロッパに行くと濃いめのコーヒーが飲みたくなるのでエスプレッソをオーダーしようかとも考えたのですが、到着初日ということもあり胃に負担のかからないものにしました。
そして、本場のパン・オ・ショコラはやはり美味しかったです^^
なのに…
肝心のコーヒーとパン・オ・ショコラの写真を撮るのを忘れてしまいました。涙
私たち、よくやるんです。
特に、カフェやレストランでは食べ物や飲み物の写真を撮り忘れがち。
疲れていたのと食いしん坊なのが原因です。
旅ブログを書くのに向いていないですね^^;
そういえば、パン・オ・ショコラを食べているときにテーブルや足元にスズメが寄ってきました。
日本でも鳩はわりと人間との距離が近いですが、スズメは人間が近づくとサーっとどこかへ行ってしまうので、このスズメとの距離感にビックリしました。
人間を怖がらないし、しかも丸々と太っていました。
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それにしても、中庭を眺めながらの贅沢な時間。
喧騒から離れた格別なひととき。
イメージしていたパリのカフェとは違うカフェの姿に出会えたような気がします。
ガヤガヤしたカフェの雰囲気も大好きですけどね^^
本を読んだり、人を観察したり、ボーッとしたり。
カフェに行ってコーヒーを飲む。
ただそれだけで、パリの歴史やパリジャンの生活を知ることができるような感じがしました。
私たちの旅は始まったばかり。
これから何が起こるのか、どんなパリに出会うのか楽しみでしかたがない。
そんなことをダンナさんと話ながら、次の目的地に向かいます。
ゆっくり休憩ができたおかげで、足の疲れも取れていました。
美術館を出てすぐ。
階段を下りきったところに大きな水たまりがありました。
レインブーツを履いていたのであまり気にしていなかったのですが、後ろから
「Fais Attention !!」
(フェ アタンスィオン = 気をつけて !!)
という、ムッシュウの声。
私 「Merci(メルシー = ありがとう)」
パリジャン、優しい^^
そういえば、ルーヴル周辺でもプティ・パレの館内でも、ぶつかりそうになってよけると目をみて丁寧にメルシーとお礼を言ってくれる人が多かった。
フランス人、というよりパリジャン冷たいとよく聞きますが、そんなことは全くなかったです。
むしろ優しく紳士な人が多数のイメージ。
個性的な人も多いですけどね!
私には、むしろその自由さというか個性的なところが愉快で仕方がなかったです。
ダンナさんも、「フランスってツッコミどころ満載だよねぇ。」と、よく笑っていました。笑
こちらは、プティ・パレを後にしてふり返って撮ったときの写真。
地図
公式サイト
あとがき
次は、いよいよパリでいちばん観たいと思っていたアレクサンドル3世橋周辺を散策したときのことを紹介します。
数あるブログの中から、当ブログを訪れていただきありがとうございました。
ブックマークやメッセージも感謝しております。
いつもありがとうございます。
パリ滞在記は次回で10回目。
はい、まだ1日目なのです^^;
確かにパリは見所満載で困るくらいですね。。。
ただ歩いているだけで楽しい街なので、絶対に行きたい場所を2〜3箇所抑える程度にして、あまりしっかり計画を立てないほうがいいような気がしました。笑
最後に、みなさま。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
À bientôt ! (またね)
Madoriでした (´ー`)
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