こんにちは。Madoriです _φ(・_・
今朝、珍しくテレビをつけながら家事をしていたのですが、「日本のパスポートが世界最強」という言葉を耳にしました。
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日本のパスポートは世界最強
テレビは録画していなかったので、後で気になりインターネットで調べてみたら、このような記事を見つけました。
日本のパスポートは世界最強、180カ国のビザ免除
(CNN) ビザなしで渡航できる国の数を比較した世界のパスポートランキングで、日本とシンガポールがトップに立った。
ランキングは市民権や永住権の取得支援を手掛けるヘンリー&パートナーズがまとめた。2018年2月版の報告書によると、日本とシンガポールのパスポートは、ビザなしで渡航できる国がそれぞれ180カ国と最も多く、2位のドイツの179カ国を抜いてトップに立った。
これはウズベキスタンが2月初旬、日本人とシンガポール人に対してビザなしの渡航を認めたことによる。シンガポールについては昨年、パラグアイの渡航ビザも免除になった。
日本とシンガポールというアジアの裕福な2カ国のランキングが上昇した背景について、シンガポール国立大学のパラグ・カーンナ氏は、「国民が主にビジネスと投資活動に関心をもつ、平和的な商業大国と見なされている」と解説する。
市民権や永住権の取得支援を手掛けるヘンリー&パートナーズのホームページはこちら
RESIDENCE AND CITIZENSHIP PLANNING - Henley & Partners
ほほぅ、日本やるじゃないか!
と、思いました。
ですが、テレビではこのことについても話していました。
「日本人の海外旅行離れ」
特に、若者。
私は、途中アカウントを削除したりしながらもInstagramを2年ほど続けているのですが、フォローしている人もされている人もほとんどが海外旅行好きなかたばかりなので、
「海外旅行離れ!? それホント?」
と、キョトンとしてしまいました。
リアルの生活では、
「年に1回も海外に行けていいね〜。」
なんて言われますが、
Instagramの旅好きなかたの中には年に5〜6回行くなんて人がザラにいます。
でも、ブログを始めてから
「もしかしたら、そうなのかも。」
と、感じるようになりました。
人それぞれ価値観があるので、海外旅行に行かない、興味がないことがいけないとは思いませんが、せっかく海外に簡単に行ける時代なのに、内側にしか目がいかないのは正直勿体ないなと思ってしまいます。
行かない理由としては、いろいろあると思います。
- 経済的な問題
- 時間的な問題
- 身体が弱い・メンタル不調
- 言葉が通じない・治安が悪い
- 写真や映像でじゅうぶん
- 興味がない
経済的な問題
非正規雇用が増え続けている日本。
実家暮らしならいいのですが、一人暮らしをしていたりすると旅行で大きなお金が動くのを不安に思う気持ちもあるのでしょう。
実際、私自身も独身時代に一人暮らし(しかも非正規)をしていた頃は海外旅行にふみだす勇気がなかったです。
スキルを身につけたため、腰かけOL正社員時代より年収は増えましたが、固定給制ではない上にいつ契約を切られるかわからない状態だったので、それはそれは不安でした。
正社員時代は、退屈な毎日と虚栄心を満たすための消費で、ボーナスがあっという間に消えました。
後悔してもどうにもなりませんが、あの頃の私は人にナメられないように、お金に余裕のある人を装おうことにエネルギーを費やしていました。
その努力!?の甲斐あり、確かにナメられることは全くなく、周囲ともうまく協調できていました。
その代償として心はどんどん貧しくなり、ピエロのように演じながら生きる人生を長い間続けていたら、自分が自分ではないような不思議な感覚に見舞われました。
今は、誰がみてもわかるハイブランド物には全く興味がなく、むしろ忌み嫌っているかもしれません。
話が少し脱線してしまいましたが、海外に行きたい行きたいと思いながらも行かずに日々を過ごしていたら、あっという間にワーキングホリデーの年齢制限が過ぎてしまいました。
それに、今のようにインターネットもそれほど発達していなかったので、
海外旅行 = 大金が必要
という思い込みもありました。
今、書いている途中のスペイン・マドリード滞在記ですが、
一人:11万(航空券+ホテル)
で、行けましたよ。
ドバイ経由で少しキツいですが
本当に行きたい気持ちがあれば、飲み会や外食の回数を減らしたり高い洋服や小物類を少し我慢するだけで余裕で行けてしまうのです。
あとは、「行きたい」という自分の気持ちを最優先すること。
時間的な問題
長期休暇が取りづらい環境の職場ってあると思います。
また、時間があると思ったらGWやトップシーズンなどの高い時期。
私は、海外に目を向けた生活を中心に送っていきたいので、フルタイムの仕事は辞めました。
旅行に行く前に短期で集中的に働き、旅に出る。
これについては、結婚したからできるワークライフなので、ダンナさんにはとても感謝しています。
ですが、もし仮に独身に戻ったとしても安いアパートを借りて短期で集中的に働くか、フルタイムなら長期休暇が取得しやすい職場で働く選択をするでしょう。
あと、「休みが取れない」ってよく聞きますが、「取れない」のではなくて「取らない」のでは!?
ダンナさんは一般的なサラリーマンですが、旅行に行く時は「◯月◯日〜◯月◯日までお休みいただきます。」
と、職場の上司に正直に話していて、これまで3回一度たりとも反対されたことはありません。
もちろん、日頃から仕事で成果を出すことも大切ですが、ダメだと思い込まずに「お休みください。」という勇気を出してみたらいいと思います。
他の海外好きなサラリーマンやOLさんの話を聞いていても、繁忙期でもない限り案外すんなりOKもらえたりするらしいです。
そうすると、周りも休みが取りやすくなるので一石二鳥だと思うのです。
監視や休みチェックがうるさいお局さんがいる職場は大変だと思います。
本当に行きたいなら辞めましょう。
私も一度だけ経験があるのですが、2週間もたずに逃げました。
私の強みは、自分に合わない&成長できないと感じたらスパッと辞められるところかな。
悩んでいる時間が勿体ないので。
身体が弱い・メンタル不調
これは仕方がありません。
病気を治すこと、身体やメンタルの調子を整えることを最優先したほうがいいです。
というより、優先しなければなりません。
旅は体力も気力も結構つかいます。
かく言う私も、メンタルは意外とサバイバルな人生を送っているので強靭ですが、強いストレスを受けると身体に出るタイプです。
それって、実は弱いのかもしれませんが。
攻撃をされた時に泣き寝入りをするタイプではなく、戦うか無関心に徹するタイプなのですが、胃腸に出てしまうのが悩みでもあります。
一時期、「過敏性腸症候」と診断され、電車に乗れない時期がありました。
ですが、「こんな事で海外旅行を諦めてたまるかー」という思いで治療をし、体力を強化し、「嫌なことはしない」と割り切る生活を送るようになったら、今では電車に乗れなかったことが嘘のようになりました。
長時間フライトは疲れますが、現地に着くまでのワクワク感のほうが上回ります。
メンタルも、一度だけ「急性ストレス障害」と診断された経験があり抑鬱症状に悩まされた時期もありましたが、もともとがラテン気質なので抑鬱状態が長く続くことだけは嫌でした。
同じ症状で苦しんだ経験のある友人から良い病院を紹介してもらい、そこに通ったら1ヶ月で症状が軽くなりました。
病院選び、けっこう重要です。
私は、カウンセラーのような優しすぎる先生よりも、カンフル剤を与えてくれるような厳しいこともピシッと言ってくれる先生との相性がよかったです。
「あなたね、自分で自分を弱くしちゃってるよ。」
この言葉を言われて頭を殴られたようなショックとともに、
「そっかぁ、自分で自分を弱くしていたんだ。それなら、自分で自分を強くすることもできるよね。」
と、素直に思ったのです。
優しすぎる先生だと依存してしまって、病院通いが長引いていたかもしれません。
と、自分の闇の部分を赤裸々に告白してしまいましたが、なぜ書いてしまったかというと、どうしても伝えたい想いがあったからです。
いろいろなブログを読んでいて、
「心を病んでいる人、もしくは表面上そうは見えないけれど、何か陰なものを抱えている人が最近目につくな。」
と、感じたのです。
自分も苦しい経験があるから言えることなんですが、大概狭い世界に閉じこもっている人にありがちです。
この国は、不幸な人や恵まれていない人には優しいけれど、幸せな人や楽しそうにしている人を妬んだりイジメたりする陰湿な人が目立つなぁと感じたのです。
不快に思われたかたがいたら申し訳ありません。
もちろん、そんな人だけではないです。
讃えあって人生を楽しんでいる人だっています。
でも、前に進みたいなら、南欧の明るい太陽と綺麗な海を眺めたり陽気な人々とふれあってみてほしいと思ったのです。
私も、些細なことで悩んでいた自分を笑ってしまうほどにパワーをもらいました。
人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。
生きていると楽しいことだけではなく悲しいこともありますが、暗く沈んでいる時間はなるべく短いほうがいいと、私は思うのです。
言葉が通じない・治安が悪い
言葉、何とかなります。
指差し会話帳もありますし、翻訳アプリもあります。
でも、現地の挨拶くらいは覚えていったほうがいいでしょう。
滞在がより快適なものになります。
治安については、治安の悪い国に行かなければいいのです。
外務省の治安マップが参考になります。
レベル1〜4で表示されていて、数字が大きいほど危険度が高いです。
いま見たところ、ヨーロッパは危険区域には入っていないようです。
ここ数年、ヨーロッパ各地でテロが多発していたため渡欧を控える人が続出していたようですが、最近は落ち着いてきたようです。
私たちはフランスのパリでテロが起こった4ヶ月後に南仏に行きましたが、無事に帰ってきています。
これまたスペインのバルセロナでテロが起こった数ヶ月後にマドリードに行きましたが、むしろ街の雰囲気は安全でした。
テロが心配なのはわかります。
ですが、テロが起きる確率よりも交通事故で命を失う確率の方が高いのですよ。
その交通事故死より自殺で命を失う人が多い日本が、私は本当に安心安全なのかという疑問すら抱いています。
これは東京限定の光景かもしれませんが、肩がぶつかっただけでトラブルになる、駅の改札口でペースを乱しただけで舌打ちをする。
マタニティーマークが引きちぎられる、子連れに厳しい視線。
なんて冷たい街なんだろうと思います。
このようなギスギスした空気が充満している街が安心とは思えません。
東京全てがそうであるわけではありません。念のため。
そして、日本より安心安全な国だってたくさんあります。
私が訪れた場所限定になりますが、モナコ公国は日本以上に安全で本当にオススメですよ。
初めての海外旅行、物価はやや高めですが、フランスやイタリアにも近いのでモナコを勧めたいくらいです。
モナコの治安については、こちらの記事でも紹介しています。
スペインのマドリードも昔は首絞め強盗による犯罪がありましたが、今年訪れた時はむしろパトカーや騎馬警官が多く安心感すらありました。
フランスも南仏のニースはのんびりしていて危険な雰囲気は全く感じませんでした。
もちろん、安全と言われている国や街でもスリや置き引きなどの軽犯罪は、警戒心ゼロでいると起こる危険性はあるので注意が必要です。
ちなみに母は、日本の田舎でスリに2度もあっています。
警戒心なさすぎ。
「日本以上に安心安全な国はない」という思い込みは、あまりにも視野が狭いのではないかと思います。
写真や映像でじゅうぶん
現地だからこそ感じられる空気があるのです。
世界遺産にしか興味がない人でも、実際間のあたりにした時の感動が全然違います。
興味がない
これは仕方がありませんが、お節介ながらも一度も外国を知らないのは勿体ないなと思ってしまいます。
「世界を見てみたい」という好奇心は全く無いの?
と、聞いてみたくなります。
外に出ることで見えてくる日本の良さや、逆に改善したほうがいいのになぁと思える場面に出会えるのですよ。
それ以前に、海外に興味がない友達がいないので、未だに
「海外旅行離れ、それホント?」
という感じなのですが(笑)
数あるブログの中から、当ブログ「¡ El Blanco !(エル ブランコ)」を訪れていただきありがとうございました。
また、ブックマークをしていただきありがとうございます。
Madoriでした (´ー`)