南フランス滞在記6日目 ニース滞在最終日|エールフランス航空で帰国

この旅のポイント

ニース滞在最終日は、突然の発熱によってニース観光が全くできず、残念ながら帰国の時間を迎えてしまいました。その時の様子と、これまでの旅行記ではまだふれていなかったニースの人々の優しさ、温かさについて語っています。

 

まどり
Bonjour ! Madoriです。

 

いよいよ南フランス滞在記もラストとなりました。

 

考えていたより随分長い記事になってしまいましたが、ここまで読んでくださってありがとうございます。

 

訪れたのはもう1年半以上前になりますが、書いているうちにいろいろ思い出すことも多く、ブログを始めて良かったな、と感じております。 

 

Contents

ニース最終日

 

風邪をひいてしまいました

最終日の朝、起きて違和感を感じました。

 

喉が痛くて咳も出て、しかも熱がある!

 

微熱なんていう熱ではなく、明らかに悪寒を伴う熱です。

 

この日は帰国する日でしたが、ニース出発はゆっくり19:00。

 

ホテルをチェックアウトしてからも時間に余裕があるので、15:00頃までニースの旧市街を散策しながら買い忘れたお土産や、自分たちの買い物(ほぼ食べ物関係)をする予定でした。

 

常備薬として持ってきていた風邪薬と粉末状のポカリスエットで症状は少し落ち着きましたが、頭はボーッとするし全身はダルいしでニース旧市街散策はできそうにない状態でした。

 

お化粧もできる状態ではなかったので、チェックアウトの時間まで私は横になっているしかありませんでした。

 

その間、ダンナさんが荷造りをしてくれました。

 

ダンナさんがいてくれて本当に心強かったです。

 

この状況、一人旅だったら無事に帰国できていたのだろうかと想像すると震えます。

 

まどり
滞在中は元気いっぱいだったのに。

 

詰め込んだ旅行でもなく、むしろのんびりしすぎたかな!?と思うような滞在だったのに、どうしてこうなってしまったんでしょう。

 

たぶん、初めての海外旅行で子どもの頃から憧れていたフランスを訪れたということで、異様なテンションだったのだと思います。

 

全てのミッションを終えて、何かがドッと出たのかもしれません。

 

もしくは、フランスで風邪をうつされたか。

 

ヨーロッパの人々は、マスクをする習慣がないそうです。
顔を覆うと怪しまれるとか何とかで…

 

ダンナさんは旅慣れているせいか、いつもと変わらない様子でした。

 

ダンナさん
そういえば、旅で体調を崩したことがないかも。

 

ホテルで送迎を手配

帰りは、バスで空港まで移動する予定でした。

 

ホテルのチェックアウトを済ませて、そのまま空港に行ってゆっくり過ごそうと考えましたが、近いとはいえバス移動はキツく、ホテルで送迎を手配しました。

 

ニースに到着した時と同じところに電話をしたら、運良くスケジュールが空いているとのこと。

 

タクシーも考えましたが、フランスのタクシーはボッタクリが多いと聞いていたのでタクシー移動は頭にありませんでした。

 

まどり
まずはホッと一安心。

 

30分ほどホテルのロビーで待っていたら送迎車が到着しました。

 

名残惜しいですが、ホテルを後にし空港まで向かいます。

 

ニース・コートダジュール空港

 

空港に到着

ニースに着いた時は夜だったので、どんな空港かよく分かりませんでしたが、とても綺麗な空港でした!

 

空港の模型もありました。

 

お土産を買う

 

ニースの旧市街で最後の買い物ができなかったため、空港でお土産を揃えました。

 

私とダンナさん、双方の姪っ子にはラベンダーカラーのクマのぬいぐるみ。

 

甥っ子にはエール・フランスのミニ飛行機をお土産に買いました。

 

あとは自分用にラベンダーポプリを。
500g 5€というお値段にビックリしました。

 

東京で買ったら余裕で100g 500円以上します。

 

空港のフードコート

 

座席が広々としていたので、フードコートでランチついでにしばらく時間をつぶしました。

 

ハンバーガーとポテト、ドリンクのセットを注文しました。

 

でも、美味しくないのです。。。
日本で食べるファーストフードのほうが、ずっと美味しいです。

 

まどり
ポテトの味が全然しない。

 

ダンナさん
ケチャップをつけないと食べられないよね。

 

後で気づいたのですが、空港内にPAULがありました。

 

PAULのクロワッサンとバケットサンドが好物なので、もう少し我慢すればよかったです。

 

チェックイン

 

出発時間が近づいてきたので、荷物の預け入れとチェックインを済ませます。

 

余談ですが、ニースからクロアチアのドゥブロブニクまで直行便があるようです。

 

 

ニース・コートダジュール空港は、荷物の預け入れが機械でできるのです!

 

はじめは戸惑いましたが、慣れるとこれは便利だな〜と思いました。

 

パリジェンヌ!?

チェックインを済ませて搭乗ゲートに入りました。

 

辺りをキョロキョロ見渡すと、パリのオルリー空港行きのゲートの前にお洒落な女性がひとり腰掛けていました。

 

独断と偏見ですが…

ヘアスタイルがボブスタイルだったので、このお方は間違いなくパリジェンヌだ!と確信しました。笑

 

黒のトップスにホワイトデニムというモノトーンベースのシンプルな装いでしたが、帽子・バッグ・ブーツ・ブレスレットなど、小物使いが洗練されているなぁと思いました。

 

メイクも素敵で、いかにも「お洒落してます!」という気合いの入った雰囲気は感じられずナチュラル。

 

まどり
とても素敵でしばし見とれてしまいました。

 

どんなに雑誌でファッションを研究しても、このハイセンスさは真似できないと思いました。

 

パリジェンヌやパリジャンって、小学校の社会科見学でルーブル美術館を訪れたりするようですね。

 

小さい頃から審美眼が養われていると思うので、逆立ちしてもそのセンスの良さにはたどり着けないな、と感じました。

 

ダンナさん
すごい誉め称えているけど、パリジェンヌじゃないかもしれないよ!?

 

まどり
そうだよねぇ。でも、パリジェンヌだと思いたいのよ。笑

 

ニースの夜景

飛行機に乗り込みました。
私たちの座席は、最後部。

 

でも、この位置はちょうど羽の部分で、外の景色が見えませんでした。

 

座席に余裕があることもあり、キャビンアテンダントのお兄さんが夜景のよく見える座席への移動を促してくれました。

 

写真はあいにく撮れませんでしたが、夜景の美しさとお兄さんの優しさ、南フランスへの名残惜しさも加わり、自然と涙がポロポロこぼれてきました。

 

南フランスを想う

ニースからパリまでの1時間半、これまでの滞在を振り返っていました。

 

ニースのトラムの停留所で出会った親切なお姉さん。

まずは、大事なことを記しておきます。

 

トラムの自動券売機では、カードとコインしか使えません。

 

私たちは、その時コインを所持していませんでした。

 

カードで購入しようとしましたが、日本発行のクレジットカードが何故か使えず、大きなエラー音が鳴り響いてしまいました。

 

他にも券売機でチケットを買おうとしている人が何人かいたのに使えない状態になってしまい、大変迷惑をかけてしまいました。

 

すると、何人か助けてくれようとしましたが、フランス語が解らないと知ると困惑した様子。

 

それでも、助けてくれようとしたひとりの若い女性がいました。

 

非常ボタンを押し、係員とやり取りをしてくれました。

 

その間にトラムが2本も通りすぎました。

 

お姉さん、もしかしたら用事があってトラムを利用しようとしていただろうに…と申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

 

でも、嫌な顔ひとつ見せずにずっと親身になってくれました。

 

まどり
その優しさに泣きそうになりました(T_T)

 

無事にエラーが解除され、お姉さんとお別れしました。

 

その時に出てきた言葉が、この一言だけだったのが何とも情けなくて。

 

Merci !!

 

もっと強い感謝の気持ちをフランス語で伝えたかったです。

 

まどり
この出来事があって、独学ではありますがフランス語を本気で勉強するようになりました。

 

ダンナさん、やたら話しかけられる

ダンナさんは、とっても人たらし。笑

 

そんなに社交的な人ではないのですが、他人からよく話しかけられるのです。

 

道を聞かれたり、写真とって下さいと言われたり。

 

双方の姪っ子もダンナさんが大好き。

 

人見知りで女性にしか懐かない甥っ子も、ダンナさんには笑顔をふりまきます。

 

まどり
ニースでもよく話しかけられていたよね。笑

 

現地のスーパーで、マダムにショッピングカートの使い方を聞かれたり。

 

同じスーパーで、「このコンディショナーの値段、いくらかしら?」と聞かれたり。

 

ダンナさん
こっちが聞きたいよ。笑

 

通りすがりの少年から「タバコ一本ちょうだい」と言われたり。爆

 

同じホテルに宿泊していたキャビンアテンダントさんから「ライター貸してちょうだい」と言われたり。

 

まどり
そんなダンナさんを見ているのが楽しかった。笑

 

カフェから手を振ってくれたフランス人カップル

ホテル近くのニースの街を二人で歩いていた時、カフェにいたカップルが私たちに向かって笑顔で手を振ってくれました

 

まどり
嬉しくて、私たちも手を振り返しました!

 

フランス人は、冷たくてお高くとまっているなんて話をよく聞きますが、「あれは何だったんだろう!?」と感じるほど、南フランス滞在中は現地の人から温かい対応を受けました。

 

「英語で話しかけるとフランス語で返してくる」

 

と、いうのも、都市伝説ではないかと。

 

逆に、つたないフランス語で話しかけるとゆっくり丁寧な英語で返してくれました。

 

買い物をした時には、ゆっくりお札を数えながらおつりを渡してくれました。

 

みんな、思い出すと泣けるほど優しく、笑顔が素敵な人たちが多かったです。

 

「旅行者だから良い面しか知らないんだよ。」

 

と言われたりもしましたが、それでもいいのです。

 

微笑みの国」フランス。

 

またきっと帰ってこよう!と思いました。

 

ニースからパリ乗り継ぎ

 

シャルル・ド・ゴール空港

ニースからパリまでのフライトは1時間半。

 

パリのシャルル・ド・ゴール空港に到着しました。

 

まどり
帰りのパリも雨でした。

 

ダンナさん
しかも、めちゃくちゃ寒い。

 

トランジットタイムは3時間で割とゆっくりでき、免税店でシャネルのアイシャドウとチョコレートを買いました。

 

軽くお腹が空いたので、キャロットサラダとスープ、パンを食べました。

 

フランス語が使いたいので、今後の旅もトランジットはパリがいいな、と思いました。

 

羽田行きの搭乗ゲートで複雑な感情に襲われる

いよいよフランスとも本当にお別れ。

 

羽田行きの搭乗ゲートには日本人がたくさん。

 

夢から覚めて一気に現実に引き戻されたような感覚がありました。

 

南フランスでは数えるほどしか日本人に遭遇しなかったので、よけいにそう感じたのかもしれません。

 

パリから羽田空港へ

 

復路のフライト

風邪で体調不良だったため、パリから羽田までのフライトのことは、よく覚えていません。

 

帰りのフライト中はほとんど寝ていたため、往路に比べて復路のフライト時間は随分短く感じました。

 

羽田空港のトイレに感激

無事に羽田空港に到着しました。

 

日本のトイレの清潔さ、綺麗さに改めて感激しました!

 

ニースは素晴らしい街でしたが、トイレだけが残念だったのです。

 

便座がないところがほとんどで、有料トイレはそこそこ綺麗ですが、全体的にトイレの照明が暗すぎて、バッグの中から物(便座シート)を探すのに苦労しました。

 

首都パリのトイレは便座があり比較的綺麗です。

 

ウォシュレットがないのは、欧州は硬水だから仕方がないのかもしれませんね。

 

帰宅

 

自宅に到着したのは昼過ぎでした。

 

羽田空港から自宅までは電車で40分。

 

やはり、成田空港より羽田空港利用のほうが断然ラクです。

 

ただし、羽田発着の料金が高いのです。

 

ですが、往路は成田空港でもいいけれど、今後の旅も復路は羽田空港にしようと決めました。

 

自宅の最寄り駅に着いて、コンビニに立ち寄りカップ麺「どん兵衛」を買いました。

 

身体が和風ダシを欲していたのか、身体中に染み渡るようでした。

 

和食より洋食が好きな私でも、やはり日本人なんだなぁと実感しました。

 

帰宅してからは、まだ外は明るいけれど二人とも爆睡。

 

もともと週末の私たちは昼夜逆転の時差ボケに近い生活を送っているので、眠いときは我慢せず寝てしまいます。

 

まとめ

ニースの灯台

 

長い旅行記、ここまでお付き合いいただきありがとうございました!

 

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