Le Midi

南フランス滞在記「地中海の宝石」モナコ公国②

2017年10月10日

こんにちは。

Madoriです _φ(・_・

写真は、大公宮殿やモナコ大聖堂があるモナコ・ヴィル

南フランス旅行記も、この記事を含めると残すところあと2記事となりました。

⇩前回記事①はこちら

 

モンテカルロからモナコ・ヴィルへ移動

カジノ、リゾート地区のモンテカルロから、次は大公宮殿やモナコ大聖堂があるモナコ・ヴィル方面へ移動します。

崖の街の移動は徒歩だとキツいので、路線バスを利用する事にしました。

モナコのバス、とても綺麗でした。

バスチケットは、1回券、1日券他いろいろありますが、私達は1回券を購入しました。

1回券は1人2€です。

バス、公共エレベーターが充実しているのでモナコ内の移動はけっこう便利です。

ちなみに街中にあるモナコの無料エレベーターは、岩山の中を彫り貫いて作ったもので、192台もあるそうです!

また、効率よく観光名所を巡るための観光機関車プチトランもあります。

La Condamine(ラ・コンダミーヌ区)

ラ・コンダミーヌ区について

港湾地区です。
ここから大公宮殿も見えます。

外国から来た豪華なクルーザーがたくさん停まっています。

ニースのクルーザーより大きい感じがしました!

マルシェでランチタイム

バスを降りて、大公宮殿のあるモナコ・ヴィルに向かう前に、ここで遅めのランチタイムをとりました。

マルシェのランチは、前日にスミレの村で出会ったマダムに美味しいと勧められて行きました。

⇩スミレ村の記事はこちら

 

Marché de la Condamine
(コンダミーヌ市場)

私たちが食べたのは、ここのイタリアン。

Truffle Gourmet


写真はマルシェが閉まる頃に撮ったのでガラガラですが、ランチタイムは満席でした。

小さな市場の中にあるお店で、カウンターとテーブル席が少しありました。

満席で少し待ちましたが、ここが大当り!

(左)私、リングイーネのトリュフソース
(右)ダンナさん、ボロネーゼ

※ 食べかけですみません。。。 

ニースで食べたパスタは茹ですぎでしたが、ここはしっかりアルデンテ。

しかも生パスタなのかモチモチしていて食感も好み。

とにかくリングイーネのトリュフソースはトリュフがたっぷりのっていて、味も素晴らしく美味しかったです。

モナコにありながらリーズナブルな価格でトリュフが食べられ、ここの料理を食べにまたモナコを訪れたいと思えるほど満足しました。

ダンナさんから一口もらったボロネーゼも美味しかったです。

スミレ村で出会ったマダムに感謝!

お店の情報はこちら

 

Monaco-Ville(モナコ・ヴィル区)

モナコ・ヴィルについて

モナコ市街地、大公宮殿・政府のある中心地区で、事実上の首都です。

モナコといえばの景色ですね!

モナコヴィルの岩山は、かつて天然の要塞の役割を果たしていました。

このあたりは、かつて砦として敵を迎え撃った場所です。

モナコは長い間、フランスやイタリアと戦ってきました。

モネガスク(モナコ人)

モネガスクとは、モナコの国籍を持つ人々(モナコ人)のこと。

モネガスク人口は7000人。
総人口のたった2割しかいません。

モナコは世界の国々と調和して生きており、人口の大多数を占めているのは125の異なる国籍の人々なのです。

住民の40%がフランス人、17%がイタリア人、
5%がイギリス人です。

旧市街は、外国人が暮らすことがほとんど許されていないそうです。

しかも、モネガスクは国から家賃の補助を受けたり、就職でも優先されるなど、様々な面で優遇されています。

なので、モナコに住む外国人は、みなモネガスクになりたい。

つまり、モナコ国籍がほしい…
と思っているそうです。

でも、モナコ国籍を得ることはとても大変。

  • 先祖代々モナコに住んでいること
  • 前科が無いこと
  • 大公の許可がいる

という条件が必要のようです。

モナコに住むだけで大変なのに。。。

それだけ、モネガスク(モナコ人)は守られているのでしょうね。

でなければ、住民のほとんどが外国人という状況の中で調和して生きていけないですよね。

余談ですが、大公をはじめとするモネガスクの人々は、カジノでプレイすることが禁じられています。

バランスが取れているんですね。

大公宮殿

大公宮殿に向かいます。

登りの階段を振り返るとモナコの街が見えます!

城壁から見下ろす湾岸地区の景色も綺麗です。

大公宮殿に到着しました!

お城も素晴らしいけれど、背後に見える岩山も美しいです。

腹痛の影響で、モナコ入りしたのが既に11:00を過ぎていたため、残念ながら衛兵交替を見逃してしまいました。。。

衛兵交替は、毎日11:55から行われます。

旅は健康第一だと思い知らされました(=_=;)

でも、しっかり衛兵さんは撮ってきました。笑

大公宮殿周辺

ベンチの脚が大砲の玉(弾)になっています。

旧市街

ここは宮殿前広場です。

ヨーロッパの「広場」と呼ばれる場所が好きです。

ここから旧市街へ入っていきます。

宮殿前から延びる何本かの路地。
中世から続く古い通りで200メートル四方しかありませんが、迷路のように入り組んでいます。。

この辺は、観光客のための土産物屋やレストランがあります。

住民らしき人物を発見!

カジノ・リゾートのあるモンテカルロ地区の華やかさとは違った趣たっぷりの路地も素敵です。

路地の雰囲気がニースの旧市街に似ていると思いました。

(右)上質なコートを着たシックなマダム
(左)人々の暮らしといろいろなお店がごく自然に入り交じっています。

 

 

赤い建物が可愛らしい郵便局を発見!

(右)郵便局の看板
(左)右側に見えるのが郵便局の建物です

この建物、おとぎ話に出てきそうな雰囲気です。
何だろう?と思ったら、裁判所でした。

モナコは犯罪が少ないので、裁判官も暇なのか、外でタバコを吸っている裁判官を見かけました。笑


聖人の像

モナコ大聖堂

結婚式、お葬式、戴冠式など、モナコの大切なイベントが行われる場所です。

グレース王妃の結婚式やお葬式も行われ、その王妃がここに眠っています。

ロマネスク・ビザンチン様式の美しい大聖堂。


横から見た大聖堂も美しいです。


こんなに奥行きのある建物だとは知りませんでした。

グレース・ケリー

グレース・ケリーについては前回の記事でも少し触れましたが、今回は調べたことを元にもう少し深く書いてみます。

ここから少し長くなります。

グレース・ケリーとレニエ大公の出会いのきっかけになったのは、ヒッチコック監督の映画「泥棒成金」。

その舞台のひとつがモナコでした。

泥棒成金 [Blu-ray]

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グレースは、アイルランド系の裕福な家に生まれ、アカデミー賞を受賞。

映画女優としての頂点にいました。

大公は出会ってすぐに熱烈にプロポーズ。

半年後には、グレースの両親から結婚の許可を得ました。

ですが、おとぎ話のお姫様と違い、グレースにはモナコ王妃としての重責が課せられていました。

フランス語を覚え、王室の古いしきたりを学び多忙な公務をこなさなければなりませんでした。

伝統あるヨーロッパの王家にアメリカの女性が嫁ぐことは容易なことではなく、苦労が多かったはずです。

ですが、グレース王妃はすばやく完璧になしとげ、優しさ、善良さ、カリスマ性など彼女の魅力を最大限に活かして、モナコの繁栄と輝きのためにさまざまな活動をし、偉大な貢献をしました。

グレースの知名度により、地中海の小国モナコは世界の首脳が集う政治の舞台としても大きな役割を果たすようになりました。

グレースはとても多忙だったそうです。

でも、そんな多忙な公務の疲れをなぐさめたのは3人の子どもたちでした。

グレースの長男であり、現大公のアルベール2世がこんな言葉を残しています。

「母親としてのグレースは、どんなに忙しくても子どもたちに対しては常に気を配り、いつも近くにいてくれたので忙しい母を持っていると思ったことは一度もありませんでした。一緒に遊んだりアドバイスをしてくれたりする時間は必ず取ってくれました。私たち3人は愛情たっぷりのこの上ない環境に育ったと思っています。」

アルベール大公の優しく穏やかな雰囲気が、大切に育てられたことをよく物語っているなぁと思いました。

大公のお妃も綺麗な方ですね。
この写真、モナコの至る所で見かけました。

子どもが大好きだったグレースは、毎年クリスマスには宮殿に子どもたちを招きました。

そして、孤児たちを救う施設を作りました。

その温かいまなざしは、お年寄りや病人など弱い立場の人にも向けられました。

モネガスク(モナコ人)はもちろん、グレースに会ったことがない世界中の人々までも彼女の人柄に心を打たれたそうです。

私もそのうちの一人です。

ですが、悲劇がおこります。。。

1982年9月13日 朝。

一家は、モナコから離れた山の別荘で過ごしていました。

グレース王妃はステファニー王女とともに別荘から宮殿に向かっていました。

珍しく王妃自身がハンドルを握っていたそうです。

運転中の脳出血により、グレースが運転していた車は崖から転落。

王妃は翌日、息を引き取りました。
享年52歳。

世界中がその死を悼みました。

亡骸は、歴代の大公たちの眠るモナコ大聖堂に埋葬されました。
そのお墓には今も花が絶えることはありません。

今も人々の心に残っている、永遠の王妃。

そして、永遠の憧れの女性。

魂が綺麗な人って、こういう人のことを言うんだなぁと思いました。

美しいから心が綺麗なのか、心が綺麗だから美しいのか…

両方ですね。

Fontvieille(フォンヴェイユ区)

フォンヴェイユ区について

カジノ立国から脱却するための、新たな戦略のために作られたビジネス地区。
海を埋め立ててモナコの国土の16%にあたる土地を増やしました。

ビジネス

狭い国土を拡張したことで工業地帯を生み出し、カジノに依存せず多角的な経済システムを作るというのがモナコの新しい戦略でした。

狭い国土に40以上の銀行があり、新規事業を興すにも国際投資にも便利なシステムを整備したのです。

工業地帯ですが、煙突やパイプは目立たないようにビルの中にあります。

環境に配慮した企業でなければ工場を建てられないのです。

そのおかげで、国庫収入の約95%を占めていたカジノの収入は現在ではわずか4%。

国の収入の四分の一は企業からの法人税などに変わってきたため雇用が保証され、モナコの失業率はほぼゼロとなっているそうです。

グレース王妃のバラ園

大公は、この場所が工業地帯でありながらも、緑や自然を残して心休まる地中海の村にしたいとも考えました。

この地区には、グレース王妃の追悼のために作られた「グレース王妃のバラ園」があります。

私は残念ながら時間が足りず訪れることができませんでしたが、このバラ園は人々の憩いの場所になっているそうです。

150種類以上のバラが咲き競う庭園には、王妃のために作られたバラ「グレース・ド・モナコ」もあります。

バラ園を訪れるためにも、モナコ再訪したいです!

モナコのスタジアム

Stade Louis II
スタッド・ルイ・ドゥ

スタジアムの遠景

 

サッカー好きなダンナさんが大喜び(笑)

ここも時間があまりなく遠景を眺めただけでしたが、いつかこのスタジアムでもサッカーの試合が観たいです!

モナコ vs PSG(パリ・サンジェルマン)の試合が観れたら最高〜!

Stade Louis II(スタッド・ルイ・ドゥ)

サッカー・陸上競技の競技施設。
モナコにある唯一のスタジアムで、フランスリーグの強豪ASモナコのホームスタジアムである。
モナコ大公ルイ2世にちなんで名づけられた。
周辺のマンションと混ざり合って何処にスタジアムがあるのか分かり難いかもしれないが、外見がまるで普通のビルのようにしか見えないのもこのスタジアムの特徴である。ビルの屋上にスタジアムが乗っかっている、と言う表現が正しいかもしれない。

引用元:スタッド・ルイ・ドゥ - Wikipedia

安心・安全な国、モナコ

なんと言っても治安の良さがモナコの魅力だと思いました。

このように女の子が一人で歩いていても安心・安全。

外は暗くなりかけていました

24時間作動している320台の監視カメラ、500人の警察官がいつも目を光らせています。

過去何年も凶悪な犯罪は起きておらず、スリや置き引きもめったに無いそう。

モナコの警察の方針は犯罪の予防

そのため、監視カメラは人目につくように設置されています。

不審者がいれば、すぐに警察がかけつけてくるようです。

プロの犯罪者でも、モナコで悪事を働こうなんて思わないでしょうね。
ルパン三世なら狙うかな…⁉︎(笑)

こんな綺麗な場所に犯罪は似合わない

ここ数年、モナコに移住を希望する人が増えているそうです。

小さな子どもを持つ親にとって、モナコは安心して子育てができる国でもあるそうです。

世界中の治安が悪化している中で、安全な国であるということはとても重要です。

モナコの最大の魅力は、カジノや豪華なホテル以上に、住んでいる人や訪れる人に平和や安全という宝石のように大切なものを与えてくれるところではないでしょうか。

住宅地からも明るい雰囲気が漂います。

モナコからニースへ

すっかり日が暮れ、モナコともいよいよお別れ。

また鉄道を利用してニースへ戻ります。

モナコの駅ホームはやっぱり美しい。

帰りは綺麗な車両で、しかもグリーン車のような2階建てでした。

行きのオンボロ列車と料金が変わらないのが不思議。

フランス国鉄、ゆるいなぁ(笑)

ニースに着いてからは、旅の最終夜ということでホテルのレストランでディナーをしました。

私はニース風サラダ、ダンナさんはお魚料理をオーダーしました。

残念ながら写真は撮りませんでしたが、とても美味しかったです!

あとがき

出発前の腹痛さえなければもっとゆっくり回れたのにと思うと心残りがありすぎですが、モナコはまた訪れたいと思ったので、むしろ心残りができて良かったのかもしれません(笑)

そして、モナコは知れば知るほど魅力的で、これを書いている今も日本を脱出したくてたまらない気持ちになっていますが、

「住みたいかどうか!?」に対しては…

「No」です。

「タックスヘイヴン」なので、個人に対する所得税はゼロ。

相続税も配偶者・両親・子どもに対してはかかりません。

ですが、この国で快適に暮らすには裕福なだけではダメなんだと感じました。

知識・教養・家柄なども有していなければ肩身の狭い思いをしそう。。。

それでも、日本以上に安心・安全で、これほど外国人がリラックスして過ごせる場所というのはとても魅力的です。

フランス、イタリアにも近いので、新婚旅行や初めてのヨーロッパ旅行にも大変おススメな国だと思いました!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

⇩⇩前回記事①はこちら

 

⇩⇩滞在記、記事一覧はこちら

 

À bientôt! (またね!)

Madoriでした (´ー`)

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