
¡Hola! Madoriです。
スペイン・マドリード旅行記の続きです。
今回の記事は、サラマンカ地区のマドリード市民の台所「パス市場」を中心に、高級ブランドショップが並ぶセラーノ通りを街歩きした時のことを紹介したいと思います。
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2度目のマドリード滞在記 2日目② サン・アントン市場からサラマンカ地区へ
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Contents
Calle de Serrano(セラーノ通り)

Calle de Serrano(セラーノ通り)は、Barrio de Salamanca(サラマンカ地区)にある、高級ブランドショップが集中するマドリードで最もハイグレードなショッピング・ストリートです。
ハイセンスなお買い物に理想的な場所です。

でも、私たちはここでお買い物はせず、雰囲気を楽しみながらの街歩きのみです。
ここは、19世紀に整備されたエリアで、とても綺麗な街並みです。
このように通りの歩道がとても広く開放感があり、自転車専用道路も車道と完全に分かれているので安全です。

歩道もかなり広く、ごちゃごちゃしていないので、とても歩きやすい通りでした。

可愛らしいフルーツ店の前を通りかかりました。
ここは、東京でいうところの千疋屋や高野フルーツパーラのようなお店でしょうか!?

通りの雰囲気も上品で、銀座のようだな・・・と、思いました。
マドリードの街に対して親近感と居心地の良さを感じるのは、東京のように地域によってさまざまな表情をもつ街だから!?かもしれません。
マドリードを東京に例えると、こんな感じでしょうか。
- Cerrano(セラーノ):銀座
- Chueca(チュエカ):原宿〜表参道
- Gran via(グラン・ビア):渋谷
- Sol(ソル):新宿
Mercado de la Paz(パス市場)

この日の本命、パス市場に到着しました。
赤い建物がパス市場です。

パス市場について

パス市場は、1879年から続く長い歴史をもつ市場ですが、建物内はとても綺麗です。
場所がら、そんなに安くはないそうですが(それでも日本人からみるととても安い)、観光客ゼロで聞こえてくる言葉はスペイン語のみ。
このローカル感を味わいたいのも目的のひとつでした。
サン・アントン市場は人が少なくてよくわかりませんでしたが、観光客でごった返しているサン・ミゲル市場では、スペイン語より英語・ドイツ語・フランス語・中国語のほうがよく聞こえてきたような気がします。
パス市場の絶品トルティージャ

いよいよ、楽しみにしていたトルティージャが美味しいという評判のお店に向かいます。
Casa Dani(カサ・ダニ)

tortilla(トルティージャ/トルティーヤ)とは
スペインのオムレツのような卵料理のことで、日本では「スペイン風オムレツ」と言われることが多い。
スペインでは卵がもっと固く焼いてあるのが一般的ですが、半熟でトロトロなのが、このお店の自慢とのこと。
週末は300人前出ることもあり、週に3日来店する常連客もいらっしゃるそうです。
噂通り、ここのトルティージャを食べるための人がたくさん集まっています。
⇩このお店は、この番組で紹介されていました

ですが、ここでアクシデントが発生してしまいました。
トルティージャをオーダーしようとしたら、なんと売り切れとのこと。。。

スペイン語で、そのように聞こえました。
グラン・ビアからチュエカ地区〜サラマンカ地区まで頑張って歩いてこれたのは、このトルティージャを食べるのが目的だったので、残念無念で仕方がありませんでした。
しかも、たくさん歩いたのでお腹ペコペコな私たち。
食いしん坊なので、お腹が空くとダンナさんも私も不機嫌になります。
トルティージャはもう仕方がないので、とりあえず何か食べたいと思い、市場内のイタリアンレストランで食べようとしたら、ここも予約していないとNGとのこと。
ダンナさんはもう現界な様子。
とりあえず、お肉屋さんに並んでいたボカディージョ(スペイン風サンドイッチ)とお水を買って小腹を満たすことにしました。
しかし、これが大当たりで、とても美味しかったのです!
生ハムはもちろん、パンも美味しいし、オリーブオイルが塗ってあるのか風味がとても良く、空腹で不機嫌モードだったのをすっかり忘れてしまいました。

美味しいものは人を幸せにしますね!
でも、あれあれ???
トルティージャのお店に、まだまだ大勢の人がいるのが見えます。
その様子をずっと眺めていると、トルティージャを運んでいる人の姿もちらほら見えます。

えっ!売り切れって言ってたのにー(怒)
外国人だからダメだったのか・・・と、被害妄想に襲われる私。
でも、ここまできたらダメ元でもう一度トルティージャを頼んでみよう!と、いうことになりました。
美味しいボカディージョのおかげでエネルギーがチャージされた私たち。
はじめは大勢の人にビビっていましたが、思いきって大勢の人をかき分け、トルティージャとビールをオーダーしました。
そうしたら、「Sí(はい)」とのこと。

えっ!?やっぱりトルティージャあるんじゃんっ!
はじめに言われた「No」は何だったのだろう・・・と、混乱してしまう私たち。

もしかしたら、テーブル席が無いという意味だったのかもしれないね。
そっか、聞き間違えちゃったんだねぇ。

まぁ、とりあえず無事にトルティージャが食べられることになってホッと一安心でした。
椅子もひとつだけ空いててラッキー!

トルティージャ 2.5€ ≒ 305円
もうね、美味しすぎて泣きそうになりましたよ!
これは近所にあったら通いますね、確実に。
スペインビール「mahou(マオウ)」も美味しかったです。
それにしても、お店の人がとても忙しそうでした。
レストランのようにオーダーされたものを伝票に書いて注文を受けるのではなく、あちこちから飛んでくるオーダーの声にテキパキ応じていくのです。
その記憶力と必殺仕事人ぶりにビックリでした。
スペイン人って、もっとのんびりしたイメージがありましたが、ここで働いたらどんな仕事でもできるのではないかと思うほど。
順番待ちスタイルではないので、お客さんもおとなしく受け身では、後から来たお客さんに先を越され、いつまでたってもオーダーができません。
このお店では、積極的に声をかけたほうがいいです。
ビールが私の目の前に「ドンっ」と置かれ、ビールの泡が少し飛んだのが可笑しくて笑ったら、隣にいたお客さんも一緒に笑ってくれて嬉しかったです!
観光客がほとんどいない市場だったので、「観光客がいたら嫌がられるかなぁ〜。。。」なんて不安もありましたが、そんな事を忘れてしまう雰囲気の良さに、ネガティブな気持ちはすっかり吹き飛んでいました。

やっぱり好きだ、スペイン!
地図
日本でも食べられる美味しいお店

ところで、美味しいトルティージャが食べられるお店が日本にもあるのをご存知でしょうか!?
実は、このお店に出会うまで、トルティージャって何だかモサモサしていてそんなに好きではありませんでした。
それ以前に、スペイン料理にそんなに興味がありませんでした。
何店か食べに行ったことがありますが、高いわりにそんなに美味しいと感じませんでした。
断然、美味しい洋食はフランス料理かイタリア料理だろうと思っていました。
ですが、このお店と出会ってからは、日本でも美味しいスペイン料理が食べられるので、度々訪れるようになりました。
料理も雰囲気も接客スタイルも本場スペインそのもので、オーナーのビセンテさんがいつも楽しそうに鼻歌を歌いながら温かい接客をしてくれます。
だいぶ前ですが、雑誌でも紹介されたそうです。
パス市場のようなトロトロなトルティージャではありませんが、全然モサモサしていなくてとても美味しいです。
最近も訪れましたが、その時もこのトルティージャをオーダーしました!
トルティージャのレシピ
トルティージャ、焼き加減が難しいですが、家庭でも作れるのでレシピを調べて見ました。
材料
- 卵
- ジャガイモ
- 玉ネギ
- オリーブオイル
- 塩
※ 分量はお店や家庭によって違うので省略します
作りかた
①玉ネギをローストする
②薄切りにしたジャガイモをオリーブオイルで炒める
①に溶いた卵を入れる
②を投入する
塩で味を調える

半熟になるような火加減がポイントですが、これがとても難しいです。
ひっくり返すのも簡単そうで難しかったです。

アルカラ門のほうへ歩いて移動

パス市場を出て、また少し歩きます。
すると、目の前に立派なアルカラ門が見えてきました!

工事中だったのが残念ですが、このアルカラ門を観ながら、これから近くのお店でカフェタイムです。
続きます・・・。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
¡Hasta luego! (またね)

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