¡Hola!
Madoriです _φ(・_・
久しぶりのスペイン滞在記更新になります。
今回は特に思い入れの強い場所です。
前回の記事では、三大美術館や高級ホテルが集まる美術館エリアを紹介させていただきました。
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2度目のマドリード滞在記 2日目⑥ 三大美術館や高級ホテルが集まる美術館エリア
Contents
シベーレス広場と白亜の宮殿
私たちは、美術館エリアからシベーレス広場と宮殿に向かいました。
歩いていると、とても目立つ白く美しい建物が見えてくるのですぐにわかります。
シベーレス広場について
詳しい情報はこちらです。
Plaza de Cibeles(シベーレス広場 )
スペイン、マドリード中心部にある円形の広場。広場の東西をアルカラ通りが、北はレコレートス通り、南はプラド通りが交差する。この広場はマドリードを象徴する場所の1つであり、セントロ地区、レティーロ地区、サラマンカ地区が接している。
広場の中央には、1782年につくられたベントゥーラ・ロドリゲスのシベーレスの噴水がある。広場の四方には、18世紀後期から20世紀初頭にかけ建てられた著名な建築がある。
その建物である宮殿は1777年に建設され、現在はスペイン陸軍司令部が置かれている。(旧中央郵便局。2007年よりマドリード市庁舎や文化センターとして使われている。)
雨の日の思い出
今回スペインを訪れたときは1日も雨に降られず晴天に恵まれましたが、昨年は滞在のうち2日は雨でした。
これら2枚は、2016年11月に撮影しました。
雨のシベーレス広場と宮殿
シベーレスの女神の噴水
シベーレスの女神
彫刻はフランシスコ・グティエレスによる。
モンテスクラロス産の青大理石を材料に、農業と豊作をつかさどるギリシャ神話の大地母神、キュベレがライオンのひく二頭立て馬車に乗る姿を描いている。
「シベーレス」とは、ギリシャ神話の女神「キュベレ」のスペイン語名である。
レアル・マドリードの優勝パレードの様子
我らがレアル・マドリードが優勝した際に、ファンの前で盛大に祝賀イベントを行うことでも知られる「シベーレスの女神」の噴水は、マドリディスタ(レアル・マドリードファンのこと)の聖地でもあります。
ファンなら、レアル・マドリードのスタジアム「サンティアゴ・ベルナベウ」だけではなく、この場所もぜひ訪れていただきたいです。
イベントで最高に盛り上がるのは、Queenの「We Are The Champions」の曲が流れる中でキャプテンが女神像にタオルマフラーを巻くシーン。
毎度、涙腺が崩壊します。
サッカーは上手いけれど、歌があまり上手ではないクリスティアーノ・ロナウドがミュージシャンになったように気持ち良さそうに歌う姿も微笑ましいです。
テレビでは放送されないので、私たちは動画でセレモニーの様子を鑑賞しています。
その様子を写真で少しご紹介したいと思います。
Instagramっぽく正方形で並べてみました。写真の引用元:レアル・マドリードCF | 公式ウェブサイト
この写真や映像を観ると、マドリードに住みたい欲が爆発します。
選手たちは大きなプレッシャーから解放されて優勝した喜びでいっぱい。
マドリディスタはお祭り騒ぎ。
生きることを心から楽しむラテン気質、やっぱり好きだなぁ。
優勝の喜びを選手やマドリディスタたちと一緒に分かち合いたいです。
レアル・マドリードへの熱い思いを語った記事はこちら。
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クラブワールドカップ2017 レアルマドリードが世界一に輝く!
宮殿内の美しい天井
これだけ美しい建物ですが、空港のような手荷物検査を受けて何も問題がなければ無料で見学ができるのです。
宮殿内が吹き抜けになっているので、とても美しい天井に出迎えられます。
見上げすぎて首が痛くなるほど(笑)
スペイン人の優しさ
天井をウットリ眺めた後、トイレに行こうとしました。
トイレのマークを見つけたので、その方向へ歩いていこうとしたら…
私、もの凄い勢いで転びました!!!
(飛んだ…という表現のほうがふさわしいかも)
しかもその転びかたが漫画のようなズッコケぶり。
すると、館内の職員のおじさん(おじいさん!?)はじめ、居合わせた人たちが私を起こそうと集まってきました。
おじいさんに左腕を、ダンナさんに右腕を抱えられ起き上がりました。
周囲の人たちも、「大丈夫?大丈夫?」
と、とても心配してくれました。
そのとき、よく閲覧するサイトの記事の一文を思い出しました。
居心地の良さを大きく左右する「マドリードの人々」。
よくスペイン人は「マドリードの人は冷たい」と言うが、それはスペインの地方都市との比較であって、日本から来た私は少し違う印象を持っている。
例えば、道で言葉が通じない外国人が迷っていたら、だいたいいろんな人が立ち止まって、迷わずスペイン語で、あっちだ、こっちだと言い出す。
道で転ぶと、いっきにわっと手を貸そうと人が寄ってくるし、スーツケースやベビーカーをもって階段を上がろうとすると、手を貸してくれる人が多い。
カタコトのスペイン語でも、「上手だねえ!」と一生懸命に聞いてくれる人も多い。
かといって、寝掘り葉掘りズカズカと踏み込んでくる人も少なく、適度な距離を保ってくれる人が多い印象だ。
本当に、わっと手を貸そうと人が寄ってきたのです。
かなり派手に転んだので足腰はかなり痛みましたが、それ以上にスペイン人の優しさにふれられた喜びのほうが大きかったです。
南フランスでもスペインでも、このような心温まる出来事が名所巡り以上の忘れられない思い出となりました。
思い出ついでに、ダンナさんがちゃっかり写真を撮っていました。
私を派手に転ばせたのがコレです(笑)
トイレに行く途中は、足元に気をつけてくださいね!
トイレ
旅先のトイレって、とても気になりますよね。
特に、日本はトイレ大国ですから。
スペインのトイレは日本ほどハイテクではありませんが、綺麗なところが多いので安心して利用できるのもポイント高しです。
この宮殿内のトイレは、おそらく私が記憶している無料トイレの中でいちばん綺麗だったと思います。
建物の外観はクラシカルですが、トイレはモダンでとても清潔感がありました。
マドリード街歩きの際には、ぜひ立ち寄られることをオススメします。
「テレビでスペイン語」でも紹介された美しい宮殿内
実は昨年訪れたときは、この宮殿内に入れるとは思っておりませんでした。
帰国してから放送されたNHKの語学番組、「テレビでスペイン語」で、この宮殿内のことが紹介されてたのです。
(「テレビでスペイン語は、現在は「旅するスペイン語」になっています。)
とても優美な内装なので、次に訪れたら絶対に中に入ろうと思っていたのです。
その念願が1年越しに叶いました。
こちらは、タイル貼りの美しい螺旋階段です。
階段を上り、何階だったかは忘れてしまいましたが、とても繊細な彫刻が施された宮殿内の美しさに出会いました。
「テレビでスペイン語」でもその美しさは確認済みでしたが、写真や映像だけでこの美しさを伝えるのは難しいです。
ぜひ、実際目で見ていただきたいと思うほど。
「テレビでスペイン語」繋がりで、こんな美しい建物を見たときにぜひ使いたい簡単なスペイン語を少しだけ紹介させていただきたいと思います。
「¡Qué bonito!(ケ ボニート)」
(なんてきれいなの!)気に入った対象のものが、
男性名詞なら「bonito(ボニート)」
女性名詞なら「bonita(ボニータ)」となります。
チケットを買わないと展望台へ行けません
私たちがこの場所を訪れた目的のひとつ。
360度に広がるマドリードの街を見渡すことができる展望台です。
ヨーロッパの駅や公共施設などを訪れて思うのは、案内が少しわかりづらいこと。
慣れてしまうと、これでもかというほどゴチャゴチャと美しくない案内や広告が貼られているよりスッキリしていて好きなのですが、この時もチケットを買わないと展望台に行けないとは知らずに(案内に気付かずに)、そのまま展望台のある最上階まで行ってしまいました。
そこへ行くと、10名ほど椅子に座って並んで待っているようでした。
これは入場制限があるのだと思いました。
そして、皆何か手にチケットのような紙を持っています。
聞こうにも、的確なスペイン語が出てきません。
今思うと、英語で話しかければよかったと思いますが。
せっかく展望台のあるフロアまで来ましたが、1階まで降りてチケット売り場を探します。
辺りを見渡すと、チケット売り場が控えめにありました。
チケット大人1枚:2€ ≒ 264円(税込)
1€ = ¥132 で計算
やはり入場制限があり、私たちに渡されたチケットには18:30と印字されていました。
キャパシティとセキュリティの理由から、30分ごとに入場が区切られているそうです。
そして、チケットには「Planta 6E(6E 階)」と記載されています。
ここで注意していただきたいのは、展望台のあるフロアは6E階ではないということです。
6E階から展望台へは更に88段の階段を上らなければなりません。
エレベーターも利用できますが、身体の不自由なかたやベビーカーで子どもを連れているかたなどが優先になります。
この時間帯は特にそのようなかたがいなかったので、私たちは上りだけエレベーターを利用しました。
ちなみに階段が88段というのは、こちらのサイト(スペイン語)で確認しました。
宮殿の展望台についての情報
Mirador Madrid | CentroCentro
なぜ最上階までエレベーターが無いのかについては、「歴史的建造物の建築特異性によるもの」らしいです。
そして、安全上の問題や天候不安定のために予告なしに展望台を閉鎖することがあるそうです。
展望スポットへ
いよいよ、マドリードの街が一望できる展望スポットへ向かいます。
入場するときに係員がチケットを「ビリッ」と破きます。
ちょっと勿体ない。
ようやくここまできました。
待った甲斐があったと思わせてくれるマドリードの街の大パノラマ。
ここではかなり沢山の写真を撮りましたが、よく撮れた写真と美しい風景を紹介させていただきたいと思います。
いちばん見たかった景色がこちら。
グラン・ビア方面(2枚)
コロン広場のあたり
宮殿内のレストラン
シベーレスの女神の後ろ姿(2枚)
シベーレスの女神像を見ていると、やはりレアル・マドリードへの思いが込み上げてきます。
展望台にはレアル・マドリードのユニフォームやジャージを着たマドリディスタもちらほら。
今シーズンは不調でリーグ戦での優勝は望めなくなりましたが、まだCL(チャンピオンズリーグ)優勝の可能性が残っているので、この場所で選手たちとマドリディスタが歓喜する姿を見たいです。
UEFA Champions League
UEFAチャンピオンズリーグ欧州サッカー連盟(UEFA)の主催で毎年9月から翌年の5月にかけて行われる、クラブチームによるサッカーの大陸選手権大会である。CL、UCLとも略記される。
展望台の様子です
写真を撮るために1周、景色をじっくり見渡すのに1周。
ゆっくり思う存分マドリードの街を眺め、とても満足しました。
そして、ますますマドリードの街が大好きになりました。
宮殿内の売店にて
展望台へ行くためのチケットを購入してから入場時刻の18:30まで1時間ほどあったので、建物内をウロウロしたりミュージアムショップのような売店を見てまわったりして時間を過ごしました。
その売店で、素敵な物を見つけました。
マドリードの地図です。
写真は我が家に飾られているもの
この地図を眺めるたびに、マドリードで過ごした思い出が蘇ります。
特に、このとき訪れたシベーレス広場と宮殿のことを。
フレーム(額)はIKEAで購入しました。
シベーレス広場を後にする
名残惜しいですが、このとき既に19:00を過ぎていました。
それでも10月のヨーロッパの外はまだ明るいです。
この写真は、シベーレス広場のすぐ近くにあるレンタサイクル置き場。
いつかレンタサイクルも利用してみたいです。
歩くのとはまた違った新しいマドリードの街に出会えるかも。
アクセス
住所
Plaza de Cibeles, 1, 28014 Madrid, Spain
地下鉄最寄駅
Banco de España(バンコ・デ・エスパーニャ)から徒歩3分
地図
あとがき
マドリードには白を基調にした優美な建物が立ち並んでいます。
美しい建築巡りにぜひ取り入れていただきたい場所です。
数あるブログの中から、当ブログ「¡ El Blanco !(エル ブランコ)」を訪れていただきありがとうございました。
また、読者登録をしていただきましてありがとうございます。
¡Hasta luego! (またね)
Madoriでした (´ー`)
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8泊11日 2度目のマドリード滞在記 全行程
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