
Madoriです!
今日も、一刻も早く世界中が元の平和な日常に戻ることを祈りながらブログを書いています。
パリ滞在記の続きです。


パンテオン
ボン・マルシェとZARAで買い物をしたあとは、一旦ホテルへ戻るためにバスに乗車。
ホテル最寄りは一つ手前の「Luxembourg(リュクサンブール )」停留所でしたが、せっかくだからパンテオンを観て帰ろうということになりました。
84番線バスの終点「Pantheon (パンテオン)」停留所で下車。
バスの停留所は、パンテオンの建つパンテオン広場のすぐ手前にありました。
Place du Pantheon
パンテオン広場
辺りはすっかり暗くなっていましたが、いよいよパンテオンとご対面です。
その前に、少し。
ここは、フランスのパリの5区。
Arrondissement du Panthéon(パンテオン区 )と呼ばれることもある、5区から6区にかけての地域は、「Quartier latin(カルチエ・ラタン)」とも呼ばれ、多くの大学が立地し、古くから学生街として知られています。
「カルチエ・ラタン」のほうが、よく知られていますね。
カルチエは「地区」、ラタンとは「ラテン語」のことで、「カルチエ・ラタン」は、「ラテン語地区」を意味します。
これは、フランス語が未統一だった時代、ヨーロッパ各地から集まった学生たちが当時の学問や教会における国際共通語であったラテン語で会話したことに由来します。
Panthéon
パンテオン
パンテオンは、夜景をちょこっと見学しただけではなく、滞在4日目(最終日)に内部見学もしたのでそのときにゆっくり書きますが、少しだけ。
建物は、幅110m、奥行き84mのギリシア十字の平面に、大ドームとコリント式の円柱を持つ新古典主義建築の建築作品。
新古典主義建築らしく、荘厳さや崇高美を備えています。
18世紀後半に、Abbaye Sainte-Geneviève de Paris(サント=ジュヌヴィエーヴ修道院)として建設され、後にフランスの偉人たちを祀る霊廟(れいびょう)となりました。
夢でもみているようなパンテオンの美しい夜景。
「パンテオン」はギリシア語で、日本語では「万神殿」と訳されます。
万神殿とは、すべての神々を祀る神殿のこと。
その名にふさわしい大きさと美しさに圧倒されました!
ホテルから徒歩10分以内の場所に、これほどまでに素晴らしい名所があるとは。
夜景も素晴らしいですが、日中の姿と内部見学もしなければと思いました。
遠目からは、マレ地区のデパート「BHV」の上層階からも眺めることができました。
右奥にひょっこりみえる姿が素敵です。
※ BHVを訪れたときの記事はこちら


パンテオンを背にして眺めたエッフェル塔
パンテオン広場の素晴らしいところは、パンテオンだけではありません。






そうなんです。
パンテオンを背にした目の前にはエッフェル塔がみえたのです!
夢にまでみたエッフェル塔のライトアップに素直に感動する私たち。
本当はエッフェル塔の近くでライトアップを観たかったのですが、今回は初めてのパリということで、夜はホテルから離れた場所には行かないと決めていました。
なので、エッフェル塔のライトアップは諦めていたのです。
遠目ではありますが、キラキラ輝くエッフェル塔はとても美しかったです!
ときどき、青い光が放たれます。
写りが良くありませんが、バスとバス停の間から。
カフェとエッフェル塔。
お気に入りの写真です。
スペインのマドリードを訪れたときも思いましたが、ヨーロッパの街灯の明かりはオレンジ色なので、夜景が暖かくてロマンティックで心が穏やかになります。
日本の白色の街灯は目がチカチカするし美しくないので、街灯の色をオレンジ色にするだけでも景観がよくなりそうなのにな〜と、夜に東京の街を歩くたびに思います。
パンテオン・ソルボンヌ大学
パンテオンのすぐ目の前には大学があります。
パリ大学の一校であり、世界最古の大学のひとつ。
Université Paris 1 Panthéon-Sorbonne
パンテオン・ソルボンヌ大学
オレンジ色に輝く校舎がとても美しい。
学生街でもあるこの街、5区には数々の大学があります。
- Université Paris 1 Panthéon-Sorbonne
パリ第1大学 (パンテオン・ソルボンヌ) - Université Paris 2 Panthéon-Assas
パリ第2大学 (パンテオン・アサス) - Université Paris 3 – Sorbonne Nouvelle
パリ第3大学 (新ソルボンヌ) - Université Paris 4 – Paris-Sorbonne
パリ第4大学 (パリ・ソルボンヌ)
それ以外にも、
- École polytechnique
エコール・ポリテクニーク - École normale supérieure
エコール・ノルマル・シュペリウール
などの、名門「Grandes Écoles(グラン・ゼコール)」があります。
グラン・ゼコールとは、総称して「グランゼコール」とよばれ、フランス独自のエリート養成大学(大学院)のこと。
滞在初日に訪れたカフェの外観
パンテオンとエッフェル塔の夜景を後にし、ホテル近くまで戻ってきました。
パンテオンからホテルまでの道中、滞在初日に朝食を食べたカフェの前を通りました。
Le Choupinet(ル・シュピネ)
※ 朝食を食べたときの記事はこちら





と、思ったら、おやおや!?
大きなテディベアがテラス席に座っているではありませんか!






実は、これ。
人々に少しでもハッピーを届けようというパリの試みだったのです。
暗いニュースばかり続くと悲しい気分になるから・・・とのことで、美容院、カフェ、車の中など、あらゆる場所にテディベアを配置したのです。
確かに、こんな可愛いテディベアをみたら憂鬱だった気分も思わず笑顔にしてくれそうですね。
パリは、やっぱり楽しい街。
今は世界中がコロナ一色で、フランスでは外出が禁止されているためカフェも営業しておりませんが、終息して街に明るさが早く戻るといいですね。
これも写りが悪いですが、空を見上げたら、三日月が輝いていました!
一旦ホテルに戻る
一旦ホテルに戻り、エピスリーで買ったバターを冷蔵庫にしまったり、買ったコートをハンガーにかけたりしました。
これから、夕食の買い出しに出かけます。
この日も疲れていたので、外食ではなく買ったものをホテルでゆっくり食べることにしました。
地図
パンテオンからホテルまでのルートです。
- Panthéon
パンテオン - Université Paris 1 Panthéon-Sorbonne
パンテオン・ソルボンヌ大学 - Le Choupinet
ル・シュピネ - Hôtel Trianon Rive Gauche
ホテル トリアノン リヴ ゴーシュ
まとめ
ボン・マルシェとZARAで買い物をして外に出ると、辺りは暗くなりかけていました。
ホテルに戻る前に、左岸のシンボル的存在でもあるパンテオン周辺を散策することになりました。
到着したときにはすっかり夜になっており、パンテオンの神秘的な姿を拝むことができました。
最後に、パンテオンの夜景をモノクロにしてみました。
この夜景を眺めていなかったら、翌日再びパンテオンを訪れようと思わなかったかもしれません。
本当に美しかったのです。
数あるブログの中から、当ブログを訪れていただきありがとうございます。
また、ブックマーク、メッセージも感謝しております。
À bientôt ! (またね)

