2度目のマドリード滞在記 6日目③ セゴビア大聖堂のある見どころたくさんの旧市街を日帰り観光|スペインの世界遺産

セゴビアの旧市街
まどり

¡Hola! Madoriです。

世界遺産の街、「セゴビア」日帰り旅行の続きです。

前回は名所中の名所、ローマ水道橋について書きましたが、今回は水道橋からセゴビア大聖堂を経由し、アルカサル(お城)まで旧市街を散策した時の様子をお届けします。

セゴビアの旧市街はトレドに勝るとも劣らない美しさで、なんといっても街歩きが楽しいお散歩天国です。

セゴビアとトレドは、マドリードから高速鉄道で30分で移動できる近郊の街なので、どちらがオススメか比較されることも多いのですが、両方訪れた私の感想は、以下の通りです。

  • のんびり過ごしたいならセゴビア
  • 教会や博物館が好きならトレド

いずれも世界遺産の街で、見どころがたくさんあります。

したがって、どちらに行っても楽しめることは間違いありませんが、あとは好みの問題になるでしょう。

今回は、セゴビア旧市街の魅力をたっぷりと、写真もたくさん使って紹介していきます。

セゴビア日帰り旅行記も数回に分けての紹介となります。

旅行記

  • 出発編
  • 水道橋編
  • 旧市街編
  • アルカサル編
  • 帰路編

今回は、旧市街編です。
それでは、さっそく紹介していきましょう。

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Contents

セゴビア路地巡り

セゴビアの路地

ヨーロッパの旧市街、なかでも私は路地が大好きです。

セゴビアは前日訪れたクエンカより大きな街なので、たくさんの素敵な路地に出会いました。

こちらは、水道橋を背に旧市街のなかを進む途中で撮った写真です。

そういえば一昨日の夜、新潟で大きな地震(震度6強)がありましたね。

前回記事の補足になりますが、2000年ものあいだ釘やセメントを一切使わず石の重みとバランスだけで建っている水道橋を観て、これ、地震の多い日本では絶対に考えられないよな〜と、感じたことを思い出しました。

地震がおこる度に、地震のない(滅多にない、もしくはあっても震度1程度)国に住みたい・・・と、思ってしまいます。

路地巡りの話に戻ります。
先を進むと、仲の良さそうなご夫婦が手をつないで歩いているところに遭遇しました。

まどり

微笑ましいですね!

スペインでは手を繋いでいる男女をとても多く見かけました。

私たち夫婦も出かけるときはいつも手を繋いでいるのですが、旅先ではお互い写真を撮ったり、「あれは何だろう〜?」と動き回るのであまり手を繋いでいないような気がします。

次の旅では、もう少しゆとりをもって、ダンナさんとゆっくり手を繋いで歩きたいところです。

セゴビアの魅力的な路地の写真は、まだまだ続きます。

この辺りは、水道橋からそう離れてはいない路地なので、それなりに人通りがありますね。

このような、日常のようで非日常的な写真も大好きです。

ずいぶんと人が少なくなってきました。
アーチの奥にみえるスペインの大地、静かな路地をひとり歩く男性が絵になりますね。

こちらも、趣のある路地を歩いている女性が印象的でした。

何だか既視感があるなぁと思ったら、この迷路のような路地の雰囲気がトレドによく似ています。

こちらの路地も、トレドに似たような雰囲気の建物が連なっていました。

少しボヤけてしまいましたが、このような開けた明るい路地もいいですね。

セゴビアのカフェのある景色

セゴビアのカフェ

だいぶ前の記事で、撮りたいと思う写真の傾向が変わったという話をしたことがあったと思いますが、カフェも思わずカメラを向けてしまいます。

カフェやバル。
やはり「日常感」に惹かれるのだと思います。

その日常感を気を止めるようになるまでは、人物の写らない美しい景色や建築物そのものを好んで撮っていました。

風光明媚な景色で溢れる南仏を訪れたときは、まさにそのような写真を中心に撮っていたように思います。

もちろん、スペインでも素晴らしい風景をたくさん観てきましたし、数多くの写真も撮りました。

やはり、「ヨーロッパに住みたい」と思うようになってから、撮りたい写真の志向が変わったように思います。

そう語っておきながら次の写真には人物が全く写っておりませんが、スクーターの存在が人の気配を感じさせてくれるようで大変気に入っています。

カフェには誰もいませんが、何となく古い映画のワンシーンを観ているような気持ちになりました。

どこを切り取っても美しいヨーロッパ。

まどり

住みたい気持ちが抑えられません。

セゴビアの気になるお店

セゴビアのお店

旅先では、お店の写真もよく撮ります。
看板、ドア、ショウウィンドウなどなど、五感を刺激する「楽しい!」がぎっしり詰まっているからです。

それだけではなく、気の向くままに撮ったお店を帰国してから調べるのも楽しいです。

まどり

次回訪れる時の参考にもなるかと。

お店の名前は、読める単語のみカタカナ表記してみました。

Librería Cervantes(リブレリア・セルバンテス)

Librería Cervantes

セゴビアの本に特化した、110年の歴史を持つ本屋さんです。

[blogcard url=”https://libreria-cervantes.com/”]

Diablo Cojuelo

Diablo Cojuelo

Diablo(ディアブロ=悪魔)だけわかりました。

スペイン料理、 欧州料理 、ワインが美味しいと評判のレストランです。

[blogcard url=”https://www.diablocojuelo.com/”]

La Despensa Segoviana

La Despensa Segoviana

La Despensa Segovianaは、直訳すると「セゴビアのパントリー」。

スペインのスーパーのようですが、お洒落な雰囲気ですね!

公式ウェブサイトは見つけられませんでした。

LA CURE GOURMANDE(ラ・キュル・グルマンド)

LA CURE GOURMANDE

1989年に設立された南仏生まれのお菓子屋さんです。

歴史は25年ほどですが、現在はフランス全土に30店舗以上、パリだけで6店舗を構えています。

マドリード中心のマヨール広場近くでも店舗を見かけました。

ヨーロッパではフランス、スペイン、オーストリアに店舗があり、スペインには9店舗。

スペインは、本場フランスの次に多いようです。

まどり

残念ながら、日本にはまだ上陸しておりません。

キュートでレトロなお店の外観に目を奪われますが、商品のパッケージを眺めているだけで幸せな気持ちになれるうえに、お菓子のお味も脳内で音楽が流れるほど美味しいです。

日本のような親切丁寧な接客で、試食もさせてくれます!

[blogcard url=”https://www.curegourmande.fr/fr/”]

La Maison du Savon de Marseille(ラ・メゾン・ドゥ・サヴォン・ド・マルセイユ)

La Maison du Savon de Marseille

こちらもフランスの有名な、マルセイユ石鹸専門店です。

まどり

マルセイユ石鹸大好きです。

日本ではとても高価ですが、南仏では1個2€ほどで手に入ります。

本場の南仏とお値段や品揃えの比較をしたかったのですが、残念ながらお店は終日閉まっておりました(涙)。

[blogcard url=”https://www.maison-du-savon.com/en/”]

その他

カラフルなゾウのオブジェ

バルセロナのグエル公園を連想させる、カラフルで可愛らしいゾウさんのオブジェを見つけてしまいました。

まどり

ゾウ好きにはたまりません!

ダンナさん

これ、買えばよかったと今更ながら後悔(そればっかり)。

こちらは、「CASIO」の看板に反応して撮りました。

そう、あの日本の電気メーカー「カシオ計算機」のCASIOです。

ですが、後で写真をみると右に写っているクールビューティーな女性のほうに目がいきました。

スタイルが良いのでモデルさんみたいです。

まどり

こういうファッション、素敵だなぁ。

ダンナさん

シンプルだけど一点一点が上質そうだね。

セゴビアの名物料理

Restaurante Casa DUQUE

セゴビアの名物料理といえば、子豚の丸焼き「cochinillo(コチニージョ)」

料理に使われるのは生後3週間の子豚とのことで、それはそれはジューシーでとても美味しいそうです。

ですが、私たちは食べません(食べられません)でした。

ガイドブックに紹介されていたその丸焼きの姿がどうしても・・・。

「おいしそう」の前に「かわいそう」という感情に取りつかれてしまったのです。

生きている子豚の愛くるしい姿を想像し、夫婦揃って「食べるのは無理」と判断。

NHKの語学番組「旅するスペイン語」でもコチニージョが紹介されましたが、出演者の茂山逸平さん(狂言師)が、絶句しておりました(@_@)

私たちはベジタリアンではないですし、日頃から豚肉は大好きでよく食べてはいるのですが、丸焼きは精神的にハードルが高いです。

ヨーロッパでは普通にウサギも丸焼きで食べたりするらしいですが、これもきっと無理。

ですが、それを乗り越えても食べたいという人が多いのも事実。

そんなわけで、人気店のサイト情報だけ載せておきます。

Restaurante José María(レストラン・ホセ・マリア) 

[blogcard url=”https://www.restaurantejosemaria.com/cochinillo-asado-segovia/”]

Restaurante Casa DUQUE(レストラン・カーサ・デューク)

[blogcard url=”https://restauranteduque.es/”]

セゴビアの彫刻壁「エスグラフィアド」

彫刻壁「esgrafiado(エスグラフィアド)」

セゴビアの街を歩いていると、このようなレース編みのように美しい装飾を施した家が多くみられます。

この彫刻壁は「esgrafiado(エスグラフィアド)」と呼ばれる装飾技法で、2層の漆喰により浮かび上がって見えるのです。

まどり

模様は、このように多種多様です。

※ クリックまたはタップすると拡大します

エスグラフィアドの原料は石灰と砂で、一般的に街中でみる外壁はアラブの影響を受けているとのことです。

無限に続くアラブの幾何学模様は神の無限の創造を表しているのだそうです。

エスグラフィアドを観て回るのもセゴビアの楽しみかたのひとつですね。

セゴビアのくちばしの家

くちばしの家(Casa de los Picos)

影で少し暗いですが、左に外壁が特徴的な建物が見えます。

どうやら美術学校のようなのですが、ひとつひとつが「くちばし」のように見えることから「くちばしの家(Casa de los Picos)」と呼ばれています。

明るいアップの写真はこちら。

くちばしの家(Casa de los Picos)
まどり

トゲトゲの壁から私たちは「トゲの家」と呼んでいました。

ダンナさん

これ、壁にぶつかったら痛そう・・・というより大怪我しそう。

セゴビアのテレビで紹介された写真屋さん

Church of San Martín(サン マルティン教会)

いつも楽しく観ている大好きな旅番組、NHK「世界ふれあい街歩き」で紹介されていた写真屋さんに会いに、教会が目印の広場に向かいます。

この美しい広場の片隅で、68年間ものあいだ130年前のカメラを使い、訪れた人々を撮影し続けてきた写真屋さん。

その名は、Ángel Román Allas(アンヘル・ロマーン・アラス )さん。

写真屋さんが立つその場所はすぐに見つけられましたが、残念ながらお会いすることはできませんでした。

写真屋さんの撮影場所

隅(写真左)に飾られたブロンズの板には、「数分で人々を幸せにしてくれる写真屋さん」の文字が刻まれております。

このブロンズはセゴビアの街が写真屋さんにプレゼントしたそうです。

とても心温まる話ですよね。

街も粋なことをしてくれる!

と、話していた写真屋さんのシャイな笑顔を思い出しました。

次にセゴビアを訪れたときにはお会いできたらいいな!

写真屋のアンヘルさんは、2023年1月に95歳で天に旅立たれたそうです。

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